梅雨時の自転車通園、どうしてる? 先輩ママ・パパに聞いた対策アイデア

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2023年05月31日 08:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
今年もいよいよ梅雨のシーズン。お子さんを自転車で保育園・幼稚園に送迎しているママ・パパは、いつもの慣れた道でもヒヤッとすることや、苦労することもあるはずです。



マイナビニュース会員の先輩ママ・パパ192名に、梅雨時の通園で起きたヒヤッとエピソードと、雨の日に行っている対策を聞きました。

○8割以上のママ・パパが雨の日の送迎でヒヤッとした・大変だった経験あり



まずは、「『雨の日の送迎』でヒヤッとしたり大変だった経験はありますか?」と尋ねたところ、81.3%のママ・パパがヒヤッとした、あるいは大変だった経験が「ある」と回答。雨の日に自転車に乗るだけでも大変なのに、お子さんを乗せるとなるとさらに気を遣うことが増えますよね。


「ある」と答えた方に具体的なエピソードを聞いたところ、「視界が悪い」「スリップする・滑る」「雨具で困る」などのコメントが寄せられました。

○視界が悪い


・雨で前を見ていない自転車が前方から来て、ぶつかりそうになった(30代女性/埼玉県/サービス)



・雨の日は交通量も多く車の音もあまりよく聞こえないので接触しそうになった(40代女性/宮崎県/サービス)


雨の日は視界が悪くなり、雨音で周囲の音もかき消されがちなので、他の自転車や車の接近に気付きにくくなります。特に、雨の中、目を細めながら自転車に乗っている人が急接近してきたときは、ハラハラものです。

○スリップする・滑る


・マンホールの上でのタイヤスリップで転びそうになった。踏ん張って転ばなかったけど怖かった。(40代男性/神奈川県/精密機器)



・雨の日に子どもを乗せて走行、止まろうと思ってブレーキをかけたけれど、雨でブレーキの効きが悪くなり、なかなか止まらず冷や汗をかきました(40代女性/富山県/その他)


雨の中で自転車に乗るのは決して快適とはいえないので、「早く目的地に着きたい」という心理になりがち。ただ、路面が濡れていると滑りやすいことや、ブレーキの効きが悪くなることを考えると、普段よりスピードを落とすことを意識したほうがよさそうですね。マンホールの上だけなく、踏切なども滑りやすいポイントなので気を付けたいところです。

○雨具で困る


・レインコートが暑くて嫌だった。しかもその時、前から来たふらふらした運転の自転車に接触しそうになったのでとても怖かった(50代男性/大阪府/建設・土木)



・レインカバーを付けていても、寒い日は前に乗せてる子どもが1番寒いことがわかった(50代男性/東京都/コンピュータ)



・保育園まで近く、雨もそれほどひどい雨でなかったため、傘をさして運転したところ、バランスを崩して転倒しかけた(30代男性/群馬県/官公庁)


レインコートの不快感に悩まされている人や、お子さんへの負担が気になる方もいるよう。雨具選びも、雨の日の送迎の安全性や快適性を高める上で重要なポイントといえるでしょう。



なお、傘さし運転は、多くの都道府県で道路交通法で禁止されています。そればかりか、傘さし運転をすると、とっさの対応ができず転倒の可能性が高まったり、片手ブレーキは効きが悪くなるため衝突の可能性が高まったりして危険です。ご自身とお子さんの安全のためにも、傘以外の雨具を活用するようにしてください。

○雨の日の送迎、どんな対策をしてる?



憂鬱になりがちな雨の日の自転車。安全・快適に乗り切るため、先輩ママ・パパはどんな対策をしているのでしょうか。


「雨の日に自転車で保育園・幼稚園へお子さんを送迎する際、対策をしていましたか?」という質問に対して、51.0%が「していた」、49.0%が「特にしていない」と回答。約半数のママ・パパが、雨の日ならではの対策をしているという結果になりました。

雨の日対策を「していた」と回答した人に具体的な内容を聞いたところ、レイングッズや撥水・防水加工の服を活用しているという声が多く上がりました。

○レイングッズ


・前が見える様に前部分が透明のレインハットを被ってから運転していた(30代女性/埼玉県/サービス)



・子どもには目立つレインコートを着せていた(30代男性/東京都/コンサル)



・バイク用の防水が強目のレインコートやレインブーツを装着。またメガネには撥水コートを使用して視界をクリアに保った(30代男性/大分県/専門店)


レインハットやレインバイザーなどを着用して、雨が顔にかかったときもちゃんと視界が確保できるようにすると良さそう。視界が悪い中でも自動車ドライバーに気付いてもらえるよう、お子さんに目立つ色のレインウェアを着せるのもいいですね。

○撥水・防水加工の服


・雨が降りそうなときはあらかじめ雨用の服を着ておけば安心(40代男性/静岡県/ソフトウェア)



・ウインドブレーカーにして、濡れても良い様にした(50代男性/東京都/コンピューター)



・防水のパンツをはいていた(50代女性/神奈川県/その他)


雨の日は、撥水・防水加工の服を身に付ける人も多いようです。「いかにも」なレインコートに抵抗がある人や、雨が降るかわからないけど対策はしておきたい、という方は、街の風景になじむ撥水機能付きのパーカなら気軽に着用できます。

○チャイルドシートのレインカバー


・チャイルドシートにはレインカバーをして、濡れないようにした(30代男性/愛知県/輸送用機器製品)



・子ども席用のカバーを買った(50代女性/東京都/銀行)


お子さんが雨に濡れないよう気を遣っている人もいました。自転車のチャイルドシート用カバーなら、雨風からお子さんを守ってくれます。自転車メーカー各社から専用のチャイルドシートカバーも出ているので、チェックしてみてはいかがでしょうか。

○自転車自体は雨にぬれても大丈夫?



お子さんがいる方は、電動アシスト自転車の愛用者も多いはず。雨に濡れると自転車の故障の原因になりそう……と気になるかもしれませんが、国内メーカー各社の電動アシスト自転車は防水機能が付いているため、雨天時も問題なく走行できます。



ただし雨程度なら問題なくても、高圧洗車機や水をかけながらの洗車はしないでと呼びかけるメーカーもあるため、取扱説明書を確認しておきましょう。屋外での保管時、サイクルカバーをかけておけば安心かもしれませんね。


お天気に関係なく、通園は避けては通れない毎日のこと。お子さんが今年入園したばかりの方も、先輩ママ・パパのアイデアを参考に、安全かつ快適に梅雨を乗り切りたいものです。



春奈 はるな 和歌山出身、上智大学外国語学部英語学科卒。信念は「人生は自分でつくれる」。2度の会社員経験を経て、現在はフリーランスのライター・広報として活動中。旅行やECをはじめとした幅広いジャンルの記事を執筆している。旅をこよなく愛し、アジア・ヨーロッパを中心に渡航歴は約60ヵ国。特に「旧市街」や「歴史地区」とよばれる古い街並みに目がない。ブログ「トラベルホリック〜旅と仕事と人生と〜(https://harubobo.com/)」も運営中。 この著者の記事一覧はこちら



保育園・幼稚園への自転車での送り迎えについてのアンケート

調査時期: 2023年4月25日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 304人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(春奈)

このニュースに関するつぶやき

  • 子供が通ってた園では通園は原則徒歩か自転車のみ。皆、親はカッパ&長靴、子供はチャイルドシートカバーつけてた。車送迎禁止の園だとホント大変だよね…
    • イイネ!1
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