慶大の2年生エース・外丸東眞がリーグ戦初完投初完封「最後の早慶戦で出来て嬉しかった」

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2023年05月31日 12:23  ベースボールキング

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慶大・外丸東眞投手(左)、廣瀬隆太主将(右)[写真=灰原万由]
【東京六大学野球・春季リーグ戦】
○ 慶大 1 − 0 早大 ●
(30日・神宮)

 慶大はエース・外丸東眞投手(2年・前橋育英)がリーグ戦初完投初完封で今季3勝目をマーク。最終カードは2勝1敗で勝ち点を3に伸ばし、リーグ3位で今春のシーズンを終えた。

 27個目のアウトを奪うと、外丸は力強く右拳を突き上げた。「苦しい展開が続いていたんですけど、1球1球丁寧に投げられたので、最後まで投げることが出来た」。9回二死三塁と一打同点のピンチだったが、6番・野村を一邪飛斬り。持ち前の打たせて取る投球で早大打線をわずか4安打に封じ、リーグ戦初完投を完封で飾ったエースは「今まで完投したかったのに出来ていなかったので、最後の早慶戦で出来て嬉しかったです」と白い歯がこぼした。

 雪辱を果たした。昨秋の早大2回戦、敗れれば優勝の可能性が消滅する大一番で先発マウンドを託されたが1回持たず4失点KO。「優勝がかかった早慶戦で、先発の役割を一つも果たせなかった」。リベンジを誓って今春の“華の早慶戦”に挑むと、1回戦は6回2失点で勝敗つかず。中2日で先発マウンドに上がった3回戦では見事なシャットアウト劇を演じ、「リベンジという思いで早慶戦に向かってきたので、リベンジを果たせた」と胸を張った。

 次の目標はもちろんリーグV奪回。「これまでは粘るところを粘り切れなかったので、そこをもうひと踏ん張り出来るようにしたい。優勝、日本一を目指しているので、貢献できるように頑張りたい」と背番号18。急成長中のエースから、今後も目が離せない。

取材・文=灰原万由(はいばら・まゆ)

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