マンC、コヴァチッチ獲得に向けて動きを見せる…チェルシーは売却へ前向きな姿勢

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2023年06月01日 13:02  サッカーキング

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今季がチェルシー加入後5年目のシーズンだったコヴァチッチ [写真]=Icon Sport via Getty Images
 マンチェスター・Cがチェルシーに所属しているクロアチア代表MFマテオ・コヴァチッチの獲得に動いている模様だ。イギリスメディア『アスレティック』が5月31日に報じた。

 現在29歳のコヴァチッチはインテルやレアル・マドリードなどのクラブを経て、2018年夏からチェルシーでプレーしている。今季は軽度の負傷により欠場する試合もあったが、公式戦37試合のピッチに立って2ゴール2アシストを記録。チームはプレミアリーグで12位フィニッシュと苦しいシーズンを過ごしたが、コヴァチッチ自身は直近の数シーズンと同様に悪くないパフォーマンスを続けていた。

 かねてよりコヴァチッチに関してはバイエルンからの接触が報じられており、かつてチェルシーで共闘したトーマス・トゥヘル監督が獲得を望んでいると伝えられていた。だが、コヴァチッチに関心を示すクラブはバイエルンだけではない。今回の報道によると、クラブ史上初のプレミアリーグ3連覇を成し遂げたマンチェスター・Cが動きを見せているという。マンチェスター・Cは今季限りで契約が満了を迎えるドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンの去就が不透明に。ポルトガル代表MFベルナルド・シルヴァについても退団が取り沙汰されている。両選手がクラブを去る可能性を見据え、コヴァチッチに関心を示しているようだ。

 今回の報道によると、コヴァチッチの移籍に関して両クラブによる会談の場が設けられたという。クラブ間交渉は今回が初めてとのこと。現時点で移籍金などの具体的な条件面までは議題に挙がらず、マンチェスター・Cがチェルシーに対して、コヴァチッチに関心を示しているという事実を正式に伝えるものとなった模様だ。コヴァチッチ自身もマンチェスター・Cへの移籍に前向きな姿勢を見せており、今後具体的な話に発展していく可能性は低くないだろう。また、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏は、直近の数日間に渡って選手サイドとマンチェスター・Cによる個人条件の交渉が行われたと報じている。

 チェルシー側も今夏の移籍市場では中盤の刷新を掲げており、昨今の移籍市場での大型補強により財政面での調整を迫られていることも相まって、コヴァチッチの売却を前向きに検討しているようだ。同選手の現行契約は2024年夏までの残り1年となっている。

 果たして、コヴァチッチは今季限りで5シーズンを過ごしたチェルシーを離れ、マンチェスター・Cで新たな一歩を踏み出すこととなるのだろうか。今後の動向に注目が集まっている。

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