近畿日本ツーリスト、警察の捜査受ける　コロナ関連業務の過大請求で

KNT-CTホールディングスは、近畿日本ツーリストによる過大請求で、警察による捜査を受けていることを明らかにした。

6月1日に発表した、緊急社内点検の経過報告によると、新型コロナウイルスに関連する受託業務での過大請求額は約14.7億円にのぼるとした。同日発表の2023年3月期の業績にも反映させている。超最委員会による調査結果や自治体などとの協議を通じ、過大請求額を確定するとしている。

KNT-CTホールディングスと近畿日本ツーリストは、「本件事態を厳粛に受け止め、当局の捜査に協力してまいります。株主・投資家の皆様をはじめとする関係者の皆様方には、多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申しあげます」とお詫びした。コメントは、「捜査中につき差し控える」としている。