「インターネット上で言われていることは…」　ベンゼマが自身の去就についてコメント

　レアル・マドリードに所属する元フランス代表FWカリム・ベンゼマが「マルカ・レジェンダ賞」の授賞式に出席。話題となっている自身の去就についても独特の言い回しでコメントした。

　「マルカ・レジェンダ賞」は1997年に設けられた、歴史の中で‟最も優れた”プロアスリートたちにスペイン紙『マルカ』から贈呈される賞。過去にはクリスティアーノ・ロナウドらが受賞している。

　授賞式の中でベンゼマは「私にはいつもチームメイトが必要だった。今回は私が受賞したかもしれないけど、この賞と他のもの（今まで勝ち取ってきた賞）はみんなのものだ。」とコメント。チームメイトへの感謝を口にした。

　一方で、最近話題になっている自身の去就についての質問に対しては、「なぜ未来のことについて話さないといけないんだ？ 私はレアル・マドリードにいる。真実はインターネット上で言われていることとは異なるものだ」と回答。会場からは拍手が巻き起こった。

　さらに、「私は自分の仕事を誇りに思っているし、マドリードでのすべての瞬間を楽しんでいる。バルデべバス（レアル・マドリードの練習場がある地名）にトレーニングしに行くことは仕事じゃないんだ。」と、長年所属する‟エル・ブランコ”への愛を強調した。

　2009年の加入以来、通算「353」のゴールを記録し、クラブ歴代得点ランキングで堂々の2位。昨年には自身初のバロンドールも受賞しその健在ぶりをアピールする中、レアル・マドリードとの契約は今月30日までとなっている。直近ではサウジアラビアのアル・イテハドが4億ユーロ（約600億円）のオファーを提示したとも報じられ、退団が濃厚とも見られている中で、今冬に36歳となる元フランス代表FWの去就に注目が集まっている。