AZWAYは6月1日、「両親の介護」に関する調査結果を発表した。調査は4月7日〜18日、10代〜60代以上までの男女500名(女性292名、男性208名)を対象にインターネットで行われた。
調査によると、両親の介護について話し合ったことの「ある」人は45.8%。特に10代は75%と高く、それ以降は年齢が上がるにつれて比率が上昇する傾向に。
両親に介護が必要になった場合の介護スタイルについては、「施設」(288人)が最も多く、次いで「デイサービス」(214人)、「自宅」(171人)が上位に。また、複数回答の人も多く、介護のレベルに応じて「自宅介護からデイサービス、施設へと段階的に切り替えていく」という意見もみられたほか、「施設を利用したいものの、金銭的に難しい」という声も寄せられた。
次に、「将来的に両親に介護が必要になった場合、主な担当は誰か」と尋ねたところ、1位「自分」(287人)、2位「兄弟・姉妹」(151人)、3位「施設」(51人)となり、男女ともに“自分の両親の世話は自分がする”と考えている人が多く、女性では182人、男性では105人という結果に。また近くに住んでいる兄弟・姉妹に任せる人も多かったことから、「親の介護は子供たちで対応しよう」と考えている人が多いよう。
一方、「配偶者に任せる」という意見も少数派ながら4位にランクイン。自分の親の介護を妻に任せようと考えている人が、4%ほどいることがわかった。
最後に、「両親の介護について不安があるか」と質問したところ、実に93.8%が「はい」と回答。「家族関係の悪化」や「自分の健康状態の悪化」「経済状況の悪化」などを不安に思う声が挙がったほか、政府に対し、「医療費負担の改善」や「安価に利用できる公的な施設を増やしてほしい」「少子化対策をすべき」などの対策を求める声も目立った。(CHIGAKO)