侍ジャパン・栗山英樹監督が退任会見「日本野球の素晴らしさを少しだけ伝えることができたかな」

　野球日本代表、侍ジャパントップチームの栗山英樹監督が2日、退任記者会見を行った。

　黒いスーツに身を包み、冒頭では「多くの皆さん、そしてメディアの皆さん、ファンの皆さん、本当に応援いただきましてありがとうございました」と感謝の思いを述べた。

　栗山監督は2021年12月に侍ジャパンの監督に就任。今年3月に開催されたWBCでは日本代表の指揮官として、3大会ぶり3度目の世界一へと導いた。歴史的な大会を振り返り、「結果的に勝ち切ることができて、先輩方が作ってくださった日本野球の素晴らしさを少しだけ伝えることができたかなというのと、今見てくれている子どもたちが、『野球って面白いなと思ってほしい』という思いで戦ってきましたけど、そういうものを感じていただけたなら、本当に良かったなと思います。僕も思い切りやることができたので、皆さんには本当にお礼を言いたいと思います。ありがとうございました」と最後まで周囲への感謝を忘れなかった。