BMWの旗艦EV『i7』に初の後輪駆動モデル“eDrive50”と高性能版“M70 xDrive”を追加

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2023年06月02日 15:10  AUTOSPORT web

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『BMW i7』に、シリーズ初の後輪駆動モデル"eDrive50"と、こちらも初のMハイ・パフォーマンス・モデル"M70 xDrive"が登場
 2022年の刷新と同時に『BMW 7シリーズ』のラインアップに追加された電気自動車『BMW i7』に、シリーズ初の後輪駆動モデル“eDrive50”と、こちらも初のMハイ・パフォーマンス・モデル“M70 xDrive”が登場。5月29日より販売が開始されている。

 さらにサイズを増したBMW伝統の大型キドニー・グリルに加え、BMWデザインの意匠のひとつとされる環状のシグネチャーを2回繰り返す"ツイン・サーキュラー"を進化させた、スワロフスキー製のクリスタル・ヘッドライトが特徴的な新型『BMW 7シリーズ』は、量産モデルにおいては初となる2トーン塗装もオプション設定。同モデルより全車ロング・ホイールベース仕様としたことで、優雅で伸びやかなラインが強調されている。

 また、夜間にはキドニー・グリルの縁を点灯させることにより、BMWのラグジュアリー・セダンであることを主張する“アイコニック・グロー”の機能も実装。インテリアでも最新世代モデルから順次採用が始まったカーブド・ディスプレイを搭載し、12.3インチのメーターパネルと14.9インチのコントロール・ディスプレイを一体化させ、ドライバーに向けて湾曲させることで視認性を高めている。そのコクピット周辺は物理スイッチ類を最低限に抑え、クリスタルを多用して独特の高級感も演出する。

 昨年の導入当初より前輪に最高出力258PS(190kW)、後輪に最高出力313PS(230kW)を発揮するモーターを各1基ずつ備えた4輪駆動モデル『BMW i7 xDrive60』のみとなっていた旗艦EVサルーンだが、今回は新たにふたつの選択肢が追加された。

 BMW伝統のリヤ駆動を採用する電気自動車“eDrive50”には、最高出力455PS(335kW)、最大トルク650Nmを発揮する電気モーターを搭載。0-100km/h加速で5.5秒の瞬足を誇りつつ、一充電での走行可能距離は約575〜611kmとしている。

 一方、高性能モデルの代名詞でもある『M』を冠した“M70 xDrive”は、最高出力258PS(190kW)を発揮するモーターを前輪に、最高出力489PS(360kW)を発揮するモーターを後輪に備えた4輪駆動のMハイ・パフォーマンス・モデルとなる。

 これによりシステムトータルでの最高出力は659PS(485kW)、最大トルクは1015Nmであり、0-100km/hをわずか3.7秒でこなす圧巻の性能を誇る。

 ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は、両モデルともに105.7kWhで、後者の一充電走行可能距離は488〜560km(各数値はすべて欧州仕様値)とし、電気自動車としての高い実用性も兼ね備える。

 もちろん旗艦サルーンとして安全運転支援機能(ADAS)やコネクティビティ面でも最先端の装備が網羅され、価格は『BMW i7 eDrive50』のExcellenceとM Sportの両トリムともに1598万円、同『BMW i7 M70 xDrive』が2198万円(税込)となっている。

BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル:0120-269-437
BMW インターネット・ウェブサイト:http://www.bmw.co.jp
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