大谷翔平、投打とも振るわず2敗目…6回9安打5失点で降板、打席でも4の0と沈黙

○ アストロズ 6 − 2 エンゼルス ●
＜現地時間6月2日　ミニッツメイド・パーク＞

　エンゼルスの大谷翔平選手（28）が2日（日本時間3日）、敵地でのアストロズ戦に「1番・投手兼指名打者」でフル出場。2被弾含む今季ワーストの9安打を許し、6回5失点で2敗目（5勝）を喫した。エンゼルスは2連敗。同地区2位・アストロズとのゲーム差は「5」に広がった。

　投手・大谷は初回、一死から内野安打と自らの暴投などで一死三塁のピンチを招くと、強打者の3番・アルバレスに先制の2ランを被弾。カウント2−2後の甘く入ったスイーパーを右中間席へ運ばれた。

　その後は4者連続三振を奪うなど1回途中から10者連続アウトを記録したが、2失点のまま迎えた5回、二死から四球と内野安打でピンチを招き、4番・ブレグマンに3失点目となる左前適時打を許した。6回も二死から二塁への内野安打を許し、8番・ジュルクスに左越えの2ラン被弾。大谷は6回107球、9安打5失点、6奪三振1四球の内容でマウンドを降り、防御率は3.30となった。

　同じく今季ワーストタイの5失点を喫した5月15日（同16日）のオリオールズ戦は、バットで5打数4安打3打点とやり返し勝利投手になった。しかしこの日は、2点を追う3回に一死一、二塁の好機で空振り三振に倒れるなど、アストロズのエース左腕・バルデスの前に3打数無安打2三振と沈黙。4点を追う9回も二死一、三塁で3番手右腕・アブレイユに左飛に打ち取られ、4打数無安打1四球の打撃結果で打率は.262となった。