オジエ「タイヤの選択とセットアップを見誤った」/WRC第6戦イタリア デイ2後コメント

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2023年06月03日 12:30  AUTOSPORT web

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首位ラッピと0.1秒差の2番手につけているセバスチャン・オジエ
(トヨタGRヤリス・ラリー1) 2023年WRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニア
 地中海に浮かぶサルディニア島で、6月1日(木)から開催されているWRC世界ラリー選手権第6戦『ラリー・イタリア・サルディニア』は、2日(金)にデイ2のSS2〜7が行われ、前日に引き続きエサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(ヒョンデi20 Nラリー1)が総合トップとなった。そんな競技2日目を終えた3チームから各ドライバーのコメントが発表されている。

■Mスポーツ・フォードWRT
●オット・タナク(#8 フォード・プーマ・ラリー1)/デイ2総合7番手
「ここに来られてうれしい。始まって早々にウォーターポンプが故障したけれど、最後までなんとかやり遂げた。何カ所かのバンプでは戻ったけど、そのうち水圧がなくなって、エンジンのパワーがなくなったんだ」
※SS7後の公式インタビューより

●ピエール-ルイ・ルーベ(#7 フォード・プーマ・ラリー1)/デイリタイア
「いつものように僕たちは戦いに加わっていた。今週末はよい結果が期待できたはずだ。でもチャンスに恵まれなかった。またしてもね」

「ギヤボックスのトラブル、3分間のペナルティ、そしてステアリングの故障ときた……。今夜の僕のフラストレーションはとても大きいけれど、僕の後ろにいる人たち全員が同じ思いをしているだろう」
※Twitterより

■ヒョンデ・シェル・モビスWRT
●ティエリー・ヌービル(#11 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合3番手
「あそこでは少々苦戦した。タイトなコーナーではそれほど自信が持てなかったが、なんとかよいリズムに乗ることができた。このようなコンディションでも走行中のフィーリングは多少はよかった。おかげで最終的には、午後に速いステージタイムを出して総合3番手でフィニッシュできた。明日に向けたよいポジションだ」

「明日は天気も振り回されそうだ。何が起きてもおかしくないし、全員のステージタイムに大きな変化が見られるだろう。今日は、僕たちは皆、大体において同じ天候に恵まれてラッキーだった。でもマシンの間に数分のギャップがあったら、大きな違いになり得る。午後のタイヤ戦略はよかったし、それが功を奏したよ」

●エサペッカ・ラッピ(#4 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合首位
「今日はサバイバルな1日だった。あの最終ステージでは予想外のことがたくさんあった。ブレーキングポイントがぬかるんでいたり、コーナーが茂みに隠れていたりした。ミックスコンディションであるということは、何が起きるかわからないから全力を出せないということだ。でも一方でスピードの維持に力を尽くさないといけない」

「僕たちはなんとかそうできたけれどね。森のセクションに入るとすぐに、ぬかるんで滑りやすくなることがわかった。でも開けたところでも水たまりもあって驚いたよ。まったく簡単にはいかなかった」

「明日はメキシコの時よりも、よいスタートが切れるよう願っている。でも、まずは午前中に正しいタイヤ選択をしなければならない。その後は今日やったことを続けて、最終ステージで自分たちがどこにつけるか見る必要がある」

●ダニ・ソルド(#6 ヒョンデi20 Nラリー1)/デイ2総合12番手
「正直なところ、今日は少々難しい1日だった。一番長いステージの1回目の走行では、タイヤを少しかばいながら進んだ。そしてコーナーのひとつでワイドになり、ロールしてしまった。メカニックに修理してもらうために、なんとかマシンをサービスまで持っていった。時間があまりなかったので、カンディード(・カレラ/コドライバー)と僕は全力で手伝ったよ」

「彼らに感謝を伝えたい。昼間から素晴らしい仕事をしてくれた。自分のしたミスについては本当に申し訳なく思っている。みんなの努力にとても感謝しているよ」

「今後も難しい状況になるのは確かだ。今日の午後はとてもトリッキーなコンディションになったし、ドライビングも難しかった。明日の天候がどうなるか見てみよう。雨が多ければ、僕たちの出走順は早いのでアドバンテージがある。でも僕たちはすでに多くのタイムを失ってしまっている」

■TOYOTA GAZOO Racing WRT
●カッレ・ロバンペラ(#69 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合4番手
「全体的にはとても良い一日だった。今朝の最初の2ステージは悪くなかったと思うよ。路面は少し湿っていて、予想していたよりは路面の掃除が少なくて済み、タイムロスも抑えられたからね」

「しかし、モンテ・レルノの路面は結構乾いていて、タイムをかなり失ってしまい、多くのアクションもあった。午後は、2回目の走行だったにも関わらず依然トリッキーで、自分たちよりも前に走行した小さなクルマが刻んだ走行ラインが、まったく合わなかった」

「だけど、最後のモンテ・レルノで雨が降り出したので、懸命にプッシュし続けた。自分は雨やぬかるんだコンディションではいつも楽しんで走ることができているので、少しタイムを取り戻すことができた。明日はもっといい出走順で走れるので、さらにプッシュするつもりだ」

●エルフィン・エバンス(#33 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合6番手
「モンテ・レルノのステージに向けてクルマを良い状態に保つため、午前中は、石が多く転がっているようなトリッキーなステージではクリーンな走行を心がけた。結果的にモンテ・レルノでもクリーンに走ることができ、派手さはなかったけど、すべてをうまくマネージメントすることができ、トラブルなく最後まで走りきり総合順位を上げることができた」

「午後は路面がかなり荒れていて非常に難しく、1本目のステージは問題なかったけど、2本目でかなり遅れてしまった。そして、残念ながら3本目のモンテ・レルノの終盤でパンクをしてしまい、タイムをかなり失ってしまった。それでも、前方の選手たちとの差はそれほど大きくないし、オット(・タナク)選手がすぐ後ろに迫っているので、まだまだ戦いは続く」

●セバスチャン・オジエ(#17 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合2番手
「今日一日の自分の戦いと、順位に満足している。今朝最初のステージとモンテ・レルノでは、自分と他の選手たちのタイム差に驚いたが、クルマの調子が良く、タイヤの選択も正しかったので、午前中は速く走ることができたのだと思う」

「午後は少し苦労したが、それでも悪くはなかった。ドライビングには満足している。だが、自分がサービスで下した判断には、やや不満が残るね。タイヤの選択とセットアップを少し見誤ってしまったからだ」

「それでも、滑りやすいコンディションのなか、リスクを冒すことなく、とくに大きな問題もなく走ることができた。まだ優勝争いができる位置につけているし、タイム差も非常に小さいので、明日はまたプッシュするつもりだ」

●勝田貴元(#18 トヨタGRヤリス・ラリー1)/デイ2総合5番手
「デイ2を終えて総合5番手」

「泥やバンプが多く非常にタフな一日でしたが、SS3でトップ、SS6で3番手と良いSSもありました。明日も💪」
※Twitterより

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