『ぼっち・ざ・ろっく!』フィギュア続々登場  脇役もグッズ化される、その理由

1

2023年06月04日 17:50  リアルサウンド

  • 限定公開( 1 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

リアルサウンド

写真

  昨年のTVアニメ界隈の話題を席巻した『ぼっち・ざ・ろっく!』のフィギュアが続々と発売されている。例えば、「ねんどろいど」シリーズで後藤ひとり(ぼっちちゃん)の発売が発表されたと思ったら、続いて伊地知虹夏、山田リョウ、喜多郁代も発表され、さらに5月26日には伊地知星歌、廣井きくりまでもがねんどろいど化されると発表があった。


(参考:【写真】ぼっち・ざ・ろっく!後藤ひとりの魅力が詰まったグッズやTシャツが欲しい


 結束バンドのメンバーはもちろん、魅力あふれるバンドハウスのメンバーまでもが揃うことになり、並べて飾ればかなり映えそうだ。作中の風景をフィギュアで再現することもできそうである。


 アニメがヒットすると、主人公がフィギュア化されることはよくあるが、主人公以外のキャラまで揃うことは意外に珍しい。ねんどろいどを例に挙げれば、『ラブライブ!』シリーズのμ’sやAquorsは全キャラ揃った。『魔法少女まどかマギカ』では魔法少女が6人揃ったが、スピオンオフ作品の『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝』は、環いろはと七海やちよの2人しかねんどろいど化されなかった。


 バンドメンバーのみならず、脇役までがねんどろいど化された『ぼっち・ざ・ろっく!』がいかにレアケースかよくわかるし、その人気の高さがうかがえる。


 アイドルアニメは、例えば9人メンバーがいるとすれば、どのキャラにもファンが付くようなキャラクター作りが求められるという。一方で『ぼっち・ざ・ろっく!』は漫画である。明確な主人公がいるため、主人公以外のキャラクターが立ちすぎてもストーリーが複雑になってしまう。アイドルアニメのようなキャラ作りは難しい。


 にもかかわらず、キャラクターそれぞれが主役級の人気を誇っており、既に“推し”キャラがいるというファンも多い。そして、ねんどろいど化される伊地知星歌や廣井きくりなど、個性的なキャラががっちりと主人公のまわりを固めている。はまじあきのキャラ作りのうまさゆえ、メディアミックスやキャラクターグッズ化がしやすい作品といえるだろう。


 テレビアニメが終了してからも、その勢いはとどまるところをしらない『ぼっち・ざ・ろっく!』だが、先日はついに2024年春に劇場総集編が上映されることが決定し、どんどんグッズがリリースされることだろう。今後も『ぼっち・ざ・ろっく!』は目が離せない要注目コンテンツである。


文=元城健


    ランキングゲーム・アニメ

    前日のランキングへ

    オススメゲーム

    ニュース設定