ナポリは白星で有終の美…大勝のアタランタ、劇的逆転のローマがELへ/セリエA最終節

3

2023年06月05日 08:06  サッカーキング

  • 限定公開( 3 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

今季のセリエAの全日程が終了した [写真]=Getty Images
 セリエA第38節(最終節)が3日から4日にかけて各地で行われた。

 33シーズンぶり3度目の優勝を成し遂げたナポリはホームにサンプドリアを迎えた。試合は64分にヴィクター・オシムヘンがPKを決めてナポリが先手を取ると、85分には途中出場のジョバンニ・シメオネが強烈なミドルシュートを突き刺し、2−0でタイムアップ。最終節を白星で飾った。オシムヘンは今季のゴール数を「26」に伸ばし、得点王に輝いている。

 来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保しているラツィオ、インテル、ミランはそれぞれ勝利してシーズンを終えた。勝てば来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を確保できるアタランタは、ホームでのモンツァ戦でゴールラッシュ。トゥーン・コープマイネルスが今季2度目のハットトリックを記録するなど、5−2と大勝を飾った。

 同じく来季のEL出場に王手をかけているローマは、ホームでスペツィアに先制を許す苦しい展開に。前半終了間際にニコラ・ザレフスキのクロスボールがエドアルド・ボーヴェの頭をかすめてゴールネットに吸い込まれ、1点を返したものの、1−1のまま終盤に突入した。他会場では7位ユヴェントスがウディネーゼ相手に1−0でリードしていたため、このままでは順位が入れ替わるという状況だったものの、試合終了間際にローマに絶好機が到来。ステファン・エル・シャーラウィがペナルティエリア内で倒され、PKを獲得した。このPKをパウロ・ディバラが決め、ローマが土壇場で逆転に成功。このまま試合は終了し、今季の決勝戦の“リベンジ”を狙うローマが来季のEL出場権を確保した。ユヴェントスは1−0で勝利したものの、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)に出場することが決まっている。

 既にサンプドリア、クレモネーゼの降格は決まっており、残り1枠が確定していなかった降格争い。18位だったヴェローナ、17位だったスペツィアが共に敗れたことで同勝ち点の「31」でフィニッシュすることとなった。この結果、両チームは残留を懸けてプレーオフに臨むこととなる。

 セリエA最終節の試合結果、および最終的な順位表は下記の通り。

◼︎試合結果
サッスオーロ 1−3 フィオレンティーナ
トリノ 0−1 インテル
クレモネーゼ 2−0 サレルニターナ
エンポリ 0−2 ラツィオ
ナポリ 2−0 サンプドリア
アタランタ 5−2 モンツァ
レッチェ 2−3 ボローニャ
ミラン 3−1 ヴェローナ
ローマ 2−1 スペツィア
ウディネーゼ 0−1 ユヴェントス

◼︎順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 ナポリ(90/+49)
2位 ラツィオ(74/+30)
3位 インテル(72/+29)
4位 ミラン(70/+21)
───────CL出場圏───────
5位 アタランタ(64/+18)
6位 ローマ(63/+12)
───────EL出場圏───────
7位 ユヴェントス(62/+23)
───────ECL出場圏───────
8位 フィオレンティーナ(56/+10)
9位 ボローニャ(54/+4)
10位 トリノ(53/+1)
11位 モンツァ(52/−4)
12位 ウディネーゼ(46/−1)
13位 サッスオーロ(45/−14)
14位 エンポリ(43/−12)
15位 サレルニターナ(42/−14)
16位 レッチェ(36/−13)
───────降格プレーオフ───────
17位 スペツィア(31/−31)
18位 ヴェローナ(31/−28)
───────自動降格圏───────
19位 クレモネーゼ(27/−33)
20位 サンプドリア(19/−47)

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定