41歳イブラヒモヴィッチが現役引退を発表「生涯ミラニスタだろう」

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2023年06月05日 10:08  サッカーキング

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現役引退を発表したイブラヒモヴィッチ [写真]=Getty Images
 ミランのスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、現役引退を表明した。

 すでに契約満了に伴い、今シーズン限りでミランを退団することが明らかになっていたイブラヒモヴィッチは、4日に行われたセリエA第38節のヴェローナ戦(○3−1)後のセレモニーで現役を引退することを明らかにした。

 イタリアメディア『フットボール・イタリア』によると、涙を堪えながらイブラヒモヴィッチは「このスタジアムにはたくさんの思い出と感情が詰まっている」と話し始め、ファンたちへの感謝を次のように語った。

「初めてここに来た時、俺に幸せをくれた。2度目は愛をくれた。家族や身近な人たちの辛抱強さに感謝したい。第2の家族にも感謝したい。俺に責任を与えてくれた選手、コーチ、スタッフの皆、機会を与えてくれた監督たちに感謝をしたいと思う」

「最後になるが、ファンの皆には心から感謝をする。あなたたちは両手を広げて俺を歓迎してくれた。俺は生涯ミラニスタであり続けるだろう。フットボールに別れを告げる時が来たが、あなたたちに別れを告げることはない。難しすぎるし、感情が溢れすぎている。運が良ければまた会おう。フォルツァ(頑張れ)・ミラン、さようなら」

 現在41歳のイブラヒモヴィッチは、これまでアヤックスやユヴェントス、インテル、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・U、ロサンゼルス・ギャラクシーなどでプレーし、2020年1月に7年半ぶりのミラン復帰を果たした。2021−22シーズンには度重なる負傷離脱を繰り返しながら、リーダーとしてチームをけん引。セリエAでは23試合に出場し8ゴールを挙げ、クラブにとって11シーズンぶりとなる王座奪還に大きく貢献した。

 昨シーズン終了後に左ひざの関節鏡手術を受けたことで、今シーズンは今年2月のセリエA第24節アタランタ戦が初出場に。3月18日に行われた第27節ウディネーゼ戦では、セリエA最年長得点記録を更新したものの、同月に行われたスウェーデン代表の活動中にハムストリングを負傷。その約1カ月後にメンバー復帰を果たしたが、4月23日の第31節レッチェ戦のウォーミングアップ中に負傷したことで再び離脱を余儀なくされ、このまま現役を引退することとなった。

 ミランでは公式戦通算163試合出場で93ゴール35アシストを記録するなど、クラブキャリア通算では827試合出場で496ゴール204アシストをマーク。なお、データサイト『OPTA』によると、セリエAで通算156ゴールを挙げたイブラヒモヴィッチは、同選手がデビューした2004−05シーズン以降の同リーグの外国人選手では最多得点者になっているという。

 5度のセリエA優勝に加え、4度のリーグ・アン制覇、2度のエールディヴィジ制覇、ラ・リーガ制覇と4つの国でリーグ優勝を経験したほか、セリエAでは2度、リーグ・アンでは3度の得点王にも輝いた。

 また、2001年1月31日に19歳で代表デビューを果たしたイブラヒモヴィッチは代表通算122試合出場で歴代最多となる62ゴールを記録。2016年6月に行われたEURO2016を最後に代表を引退していたが、2021年11月には約5年ぶりに招集され、以降4試合に出場。2023年3月24日に行われたベルギー代表戦に73分から途中出場したのが、現役最後の試合となった。

このニュースに関するつぶやき

  • イブラヒモビッチ引退か。やっぱり印象深いのはセリエAでの活躍だったし、最後にミランのユニに袖を通した姿を見られたのは良かった。
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