ベンゼマ退団は試合当日に判明? レアル指揮官「昨日は普通に練習を…」
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2023年06月05日 15:12 サッカーキング
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、今季限りでの退団を発表した元フランス代表FWカリム・ベンゼマに労いのコメントを残した。4日、同クラブの公式HPが伝えている。
ラ・リーガ第38節(最終節)が4日に行われ、レアル・マドリードはアスレティック・ビルバオと対戦。49分にオイアン・サンセに先制点を許したものの、72分にベンゼマのPK弾で追いつき、1−1のドローで試合終了。すでに退団が発表されていたベンゼマは最終戦で得点を記録するなど、勝利することはできなかったものの、有終の美を飾った。
試合後の記者会見に出席したアンチェロッティ監督はベンゼマについて「世界で最も偉大な選手の1人であり、最高のストライカーの1人であるベンゼマを指導してきたという実感を持って、彼に別れを告げる」と在籍した約14年間で、合計24個ものタイトル獲得に貢献した同選手の功績を称えている。
また、「彼の旅立ちを喜ぶことはできないが、決断を尊重しなければならない。彼は選択する権利を持っているし、私たちは全員、彼がこのクラブのためにしてくれたこと全てに感謝している。彼は伝説的で忘れられない人物であり、このクラブの記憶の中に永遠に残るだろう」と退団がチームにとって大きな痛手であることを認めつつ、ベンゼマの意志を理解する必要があると強調した。
さらに、「昨日は普通にトレーニングを行い、今日決断を下した」と同選手がクラブを去ることを試合当日に知ったと述べ、指揮官にとっては急転直下の出来事だったことも明かしている。そして、「今シーズンは順調であったし、来年はさらに良くなると確信している。よりモチベーション、熱意、意欲を高めて7月10日に戻ってくる」と今季を評価しながら来季への決意を語った。
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