Spotifyとバルセロナが目指す「音楽とサッカーをつなぐこれまでにないパートナーシップ」とは

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2023年06月05日 18:01  サッカーキング

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 世界最大のオーディオストリーミングサービスSpotifyは、今シーズンからバルセロナとメインパートナー及び公式オーディオストリーミングパートナー契約を結んでいる。男女両チームが試合で着用するユニフォームとトレーニングウェアの胸部にSpotifyのロゴが入るとともに、クラブ史上初めて本拠地のネーミングパートナーとなり、スタジアム名が『スポティファイ・カンプノウ』に変更された。

 Spotifyは、これまでも様々な機能やツールを通じて、アーティストとリスナーの出会いを創出し、つながりを深められるよう取り組んできた。今回締結した戦略的な長期パートナーシップを通して、バルセロナとともに「音楽とサッカーを結びつけ、選手やアーティストが、世界中のファンとつながりを深められるような新たな機会を生み出すこと」を目指している。

バルセロナとスポンサー契約を結んだ理由とは


 バルセロナとの契約に至った理由について、Spotifyのチーフフリーミアムビジネスオフィサーを務めるアレックス・ノーストロム氏は、Spotifyのニュースルーム『For The Record』にて「答えは至ってシンプル。ファンとアーティスト、選手とアーティスト、音楽とスポーツをつなぐということに尽きます」と語っている。Spotifyは「アーティストが世界中のバルサファンと交流できる新たなプラットフォームを築いていきたい」と考えており、サッカー界と音楽界を結ぶ巨大コミュニティの誕生が期待される。

 また、既に全世界で5億1,500万人が利用するSpotifyというブランドをさらに成長させていくことを考えた際、求める規模感やグローバルへの展開力を持つパートナーはわずか。今回の提携はサービスを新たなスケールへ運んでくれることを期待しているものとも考えられる。本拠地バルセロナだけでなく、世界中の都市に数多くの熱心なファンが存在するバルサは、またとないパートナーではないだろうか。

パートナーシップが実現した背景


 Spotifyはバルセロナが平等性にコミットし、多様性に富んだ才能の支援・育成を行っていることにも共鳴しており、前述の『For The Record』で「これら価値観は、Spotifyも同様に大切にしており、今回パートナーシップを結ぶ上で、男女のチームをサポートすることは最もスムーズに合意に至りました」と説明している。

 そして、今回のパートナーシップにはビジョンがある。それは「音楽界とサッカー界を結びつけ、選手やアーティストにスポティファイ・カンプノウというグローバルステージを提供し、ファンと繋がる新たな機会を生み出すこと」だ。本拠地が『スポティファイ・カンプノウ』となったことにより、バルサファンにとってだけではなく、アーティストやクリエイターにとっての“ホーム”になった。

 現在、スタジアムの様々な要素を活用して、アーティストの魅力を発信し、新たな発見を生み出すような様々な計画を進めているとも一部で報道されている。

 2022年10月に行われたエル・クラシコでは、カナダ人ラッパーのロゴが入ったユニフォームを着用した。これはドレイクの楽曲が初めて500億回再生されたことを記念したもので、アーティストのロゴがユニフォームに登場したのは、クラブ史上初めてとなった。今後のこうした、アーティストとの取り組みにも注目していきたい。

ラ・リーガ王者 バルセロナが来日!


 2022-23シーズンのラ・リーガを制したバルセロナがいよいよ来日する。第38節のセルタ戦を終え、ビーゴ(セルタの本拠地)から直接来日する予定だ。来日は実に4年ぶりで、2019年にも対戦したヴィッセル神戸と再戦を迎える。すでに今夏での神戸退団が発表されているアンドレス イニエスタにとっては特別な試合となる。

 4シーズンぶりにラ・リーガの頂点に立ったバルセロナと、現在明治安田生命J1リーグで首位を走る神戸による一戦。前回対戦は0対2でバルセロナが勝利を収めたが、果たして。バルセロナ対神戸は、6月6日(火)国立競技場にて19時30分キックオフを迎える。

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