サイモン・ペッグ&マーク・ライランスら共演、リアルなサイバー戦争描く「GCHQ:英国サイバー諜報局」日本上陸

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2023年06月06日 14:02  cinemacafe.net

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「GCHQ:英国サイバー諜報局」©︎ Playground Television UK and Stonehenge Films MMXVIII. All Rights Reserved.
サイモン・ペッグやマーク・ライランスらが共演、英国の実在の諜報機関「GCHQ」を舞台に現代のサイバー戦争の実態を描く「GCHQ:英国サイバー諜報局」(原題:THE UNDECLARED WAR)がスターチャンネルEXにて7月3日(月)より配信開始。予告編映像が到着した。

GCHQ(政府通信本部)とは、イギリスの諜報、サイバー、セキュリティ機関。前身は第一次世界大戦後の1919年、ブレッチリー・パークに作られたGCCS(政府暗号学校)で、第二次世界大戦時には天才数学者アラン・チューリングが中心となりドイツ軍の暗号「エニグマ」の解読に成功したことで知られている。今年の5月には、104年の歴史上初の女性長官が就任したことが大きなニュースとなったばかり。

本作は2024年、総選挙を控えた英国を舞台に、ロシアによるサイバー攻撃を受け混乱に陥ったGCHQのサイバー諜報員チームとロシアのハッカーたちとの攻防をスリリングに描くスパイサスペンス。

主人公の天才WEBコーダー・サーラ役には、映画『バービー』にも出演し、今後の活躍が期待されている新星ハナー・ハリーク=ブラウンが抜擢。

『ミッション:インポッシブル』シリーズのベンジー役として『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(7月21日公開)の公開が控えるサイモン・ペッグ、『ブリッジ・オブ・スパイ』でアカデミー助演男優賞を受賞し、『ボーンズ アンド オール』でのマーク・ライランスなど英国を代表する映画スターが出演する。

ハッキングやフェイクニュース、ロシアによる他国の選挙介入や機密情報のリークなど、現代のサイバー戦争を徹底調査のもと、不気味なほどリアルにとらえており、クリエイターはBAFTA(英国アカデミー賞)を7度受賞しているピーター・コズミンスキーが務めている。

解禁となった予告編映像では、突如システムがシャットダウンし、サイバー攻撃を受けたGCHQの様子から始まる。

その日からGCHQで働くことになったインターン生のサーラは、コードの中に仕掛けられたウイルスを発見。サイバー攻撃の犯人はロシアのFSB(連邦保安庁)であることが明らかになっていく…。

戦争と同様の攻撃に、非常事態宣言をする英国首相や、デモを起こす群衆など事態が混乱する中、天才サイバー諜報員VS.ロシアのハッカーによる壮絶な戦いが始まる。GCHQ作戦本部長役のサイモン・ペッグや、老練 のGCHQ職員を演じるマーク・ライランスのいぶし銀の魅力も光る映像となった。


現代のサイバー戦争を、英国諜報機関・GCHQを舞台にリアルに描く

クリエイターはBBCドラマ「ウルフ・ホール」で2016年ゴールデン・グローブ賞作品賞を受賞、BAFTA受賞歴は7回を誇る名監督&脚本家ピーター・コズミンスキー。彼が5年の歳月をかけGCHQとサイバーテロについて徹底的なリサーチを行い脚本を書き上げた本作は、ロシアにより“宣戦布告なしに”突如仕掛けられたサイバー攻撃に翻弄されるGCHQと、総選挙目前に通信障害が発生し混乱を極める英国政府、そしてSNSを駆使して反英プロパガンダ作戦を行ったり、フェイクニュースを拡散するプーチン政権のFSB(連邦保安庁)との攻防を描く。

ウクライナ侵攻やボリス・ジョンソン氏の退任など直近に実際に起きた出来事がタイムリーに織り交ぜられ、その描写はリアルでスリル満点。


主人公には大型新人、ハナー・ハリーク=ブラウンが抜擢。各国のスパイたちの葛藤も描かれる

主人公サーラを演じるのは新星ハナー・ハリーク=ブラウン。レイフ・ファインズやマシュー・マクファディンの映画デビュー作を手掛け、新人発掘に定評のあるピーター・コズミンスキーが抜擢した。彼女は優秀なインターン、サーラ役を演じるにあたり、2か月間でJavaScriptとC++の2つのプログラミング言語を独学、サイモン・ペッグ、マーク・ライランスらと共演し、複雑な主人公を演じきった。

そのほか、英国初の黒人首相役に『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』のエイドリアン・レスター、GCHQ長官役に「ザ・クラウン」などのアレックス・ジェニングス。さらにロシア人スパイなど主要な役どころにはフレッシュな俳優をキャスティングし、国家に翻弄される若者たちの葛藤も瑞々しく描いている。


実在する情報機関を舞台に、“サイバー攻撃”の脅威を描く!斬新なサイバー世界の表現にも注目

英国のGCHQ(政府通信本部)、米国のNSQ(国家安全保障局)、ロシアのFSB(ロシア連邦保安庁)のサイバー上の攻防は、フィジカルな戦いと違い、音もなく姿も見えないだけにより恐ろしさを感じさせる。

優秀なハッカーたちによる攻撃や、SNS上でプロパガンダを流すロシアのインターネット・リサーチ・エージェンシー(略称:IRA、通称:グラヴセット)による“トロール工場”の描写もリアル。GCHQに勤めていたというサイモンの叔父も認める的確な描写に、英国民でさえ実態を知らないこの組織を知ることができる。

また、暗号解読に挑む主人公の頭の中を“コードワールド”というゲームのような別世界で表現し、コードを追っていく様子を斬新な演出で描いており、没入感もたっぷり。


早くもシーズン2が決定

革新的な作品で定評のある英・チャンネル4で2022年6月に放送開始、8月に米・Peacockで配信されて以来、続編を待ちわびる声が多数上がっていたが、早くもシーズン2製作決定。クリエイターのコズミンスキーは最終話に、続編で回収すべき伏線を残していることを明かしている。

海外ドラマ「GCHQ:英国サイバー諜報局」は7月3日(火)よりスターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-にて配信開始。

【配信】Amazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」
<字幕版>7月3日(月)より独占日本初配信開始 毎週月曜1話ずつ更新
【放送】BS10スターチャンネル
<STAR1字幕版>8月15日(火)より毎週火曜23時〜ほか
 ※8月5日(土)14時より字幕版 第1話 先行無料放送
<STAR3吹替版>8月18日(金)より毎週金曜22時〜ほか



(text:cinemacafe.net)
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