台風3号「強い」勢力で日本の南を北上へ また梅雨前線を活発化 警報級大雨の可能性

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2023年06月07日 11:29  日本気象協会

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日本気象協会

台風3号「強い」勢力で日本の南を北上へ また梅雨前線を活発化 警報級大雨の可能性

昨夜、フィリピンの東で台風3号が発生。次第に勢力を強め、9日午前9時には「強い」勢力となり、12日にかけて暴風域を伴ったまま、「強い」勢力を維持して、日本の南を北上する見込み。本州付近は梅雨前線が停滞。台風2号の時と同じく前線を活発化させ、警報級大雨の恐れも。



●台風3号「強い」勢力で日本の南を北上へ 台風接近前から影響も


昨夜、フィリピンの東で台風3号が発生しました。今後、次第に勢力を強め、9日午前9時には、フィリピンの東で「強い」勢力となる見込み。暴風域を伴ったまま、「強い」勢力を維持して、日本の南を北上。12日午前9時には、日本の南に位置し、中心気圧は950hPa、「強い」勢力を維持したまま、時速20キロで北北東へ進む見込みです。5日先は予報円が大きく、まだどの方向に進むか定まっていませんが、本州付近には梅雨前線が停滞しています。台風2号の時と同じく、台風が近づく前から梅雨前線の活動を活発化させ、西日本から東日本にかけて、大雨をもたらす恐れがあります。


●台風周辺の湿った空気流入 また梅雨前線が活発化する恐れ


きょう7日は、いったん梅雨前線は日本の南に下がっていますが、あす8日は西から再び北上する見込みです。台風3号はまだ離れているものの、台風周辺の湿った空気が前線に流れ込み、前線の活動が活発化するでしょう。前線付近で、大雨をもたらすような活発な雨雲が発生しやすく、大雨に注意、警戒が必要です。


●8日〜9日 西・東日本で「警報級大雨」の恐れ


あす8日は、西から雨の範囲が広がるでしょう。九州は早ければ午前中から、中国、四国は昼頃には広く雨で、雷を伴って激しく降る所もある見込みです。近畿や東海は夕方から雨で、夜は本降りになるでしょう。関東も夜は所々で雨が降り、次第に強まる見込みです。9日も雨が続き、九州から関東にかけて、警報級の大雨となる可能性があります。先日2日には、梅雨前線と台風2号によって「線状降水帯」の発生が相次ぐなど、記録的な大雨が降った直後です。まだ地盤が緩んでいる中、再び大雨となる恐れがありますので、新たな災害が発生しやすい状況になってきます。情報に注意し、危険な行動はとらず、安全な場所でお過ごしください。


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