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きょう8日、鹿児島県枕崎市では1時間に74.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。このあと西日本から東日本へ活発な雨雲が広がる見込みです。先日大雨になったばかりですが、あす9日にかけて、再び警報級大雨に警戒してください。
●あす9日にかけて 再び太平洋側で「警報級大雨」
きょう8日、鹿児島県枕崎市では午後1時13分までの1時間に74.0ミリの非常に激しい雨を観測しました。九州南部では断続的に激しい雨や、強い雨が降り、12時間降水量は鹿児島県枕崎市と鹿屋市吉ケ別府(かのやし・よしがべっぷ)で100ミリを超えています。このあと、西日本から東日本へ活発な雨雲が広がる見込みです。あす9日にかけて、警報級大雨に警戒してください。雨のピークは、九州では夕方にかけて、四国は夕方から夜遅く、近畿や東海は夜遅くからあす9日朝にかけてとなりそうです。局地的に雷を伴って激しい雨や非常に激しい雨の降るおそれがあります。関東甲信地方では、今夜から次第に雨が降り出し、あす9日未明から朝にかけて、雷を伴った激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みです。先日、2日から3日にかけての記録的な大雨から、まだ日が経っていないために、地盤の緩んでいる所があります。少しの雨でも土砂災害の危険度が急激に高まるおそれがありますので、警戒が必要です。崖の付近や山の斜面など、雨がやんでからもむやみに近づかないでください。
●土砂災害の前触れは
大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。1つめは、がけや地面にひび割れができることです。2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。
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