B・ヒル、レンタル満了でセビージャに別れ…トッテナム復帰へ「ここでのタイトルは最高のもの。寂しくなる」

　トッテナムからセビージャにレンタル移籍中のFWブライアン・ヒルが、レンタル期間満了に伴いセビジスタに別れを告げた。なお、ひとまずは保有元のトッテナムに復帰する見込みだ。

　2001年2月11日生まれのB・ヒルは現在22歳。セビージャの下部組織出身で、2019年にトップチーム昇格を果たした。その後は、2020年冬からレガネスで、同年夏からはエイバルで武者修行に励み、ラ・リーガの舞台で経験を積んだ。しかし、2021年夏にトッテナムに加入して以降は出場機会が限られており、2022年冬にバレンシアへとレンタル移籍。迎えた今季も、トッテナムでは公式戦11試合の出場にとどまり、シーズン途中にセビージャにレンタル移籍加入した。

　今年1月に愛する“古巣”に復帰して以降は、ホルヘ・サンパオリ前監督とホセ・ルイス・メンディリバル監督の下で公式戦20試合に出場した。なかでも、ヨーロッパリーグ（EL）・準決勝セカンドレグのユヴェントス戦でMFエリク・ラメラの決勝点をアシスト。ローマとの決勝戦にも先発出場し、クラブに通算7度目のタイトルを、また“恩師”に初タイトルをもたらした。

　そんな、B・ヒルは自身の公式Instagramを更新。レンタル期間満了に伴い、セビジスタに別れのメッセージを送った。

「セビジスタファミリーのみんな、この短期間に僕に愛と幸福を与えてくれてありがとう。自分の成長を見届けてくれたチームでタイトルを獲得できたことは、フットボールが僕に与えてくれた最高のもの。振り返ってみれば、共に苦しんだ悪い時期もあったけど、とても幸せだった。なによりも、今季はこのクラブの特徴である『NEVER GIVES UP』と『CASTA Y CORAJE（血統と勇気）』という精神が存在感を放ってくれたね。とても寂しくなる。これからのクラブの活躍を願うよ。セビージャ万歳」

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