『青いカフタンの仕立て屋』3人が笑顔で踊る“ラストダンス”シーン到着

1

2023年06月08日 17:31  cinemacafe.net

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

cinemacafe.net

『⻘いカフタンの仕⽴て屋』 © Les Films du Nouveau Monde - Ali nʼ Productions - Velvet Films ‒ Snowglobe
モロッコの伝統衣装カフタンの仕立屋を舞台にした愛の物語『青いカフタンの仕立て屋』から、仕立屋を営む夫婦と若い職人が笑顔で踊る“ラストダンス”シーンが解禁された。




母から娘へと受け継がれるカフタンのドレスをミシンを使わず、すべて手仕事で仕上げる職人の夫ハリムは、伝統を守る仕事を愛しながら、自分自身は伝統からはじかれた存在と苦悩する。夫を誰よりも理解し支えてきた妻ミナは、病に侵され余命わずか。そこに若い職人のユーセフが現れ、3人は青いカフタン作りを通じて絆を深めていくーー。

余命わずかなミナは大好きなタンジェリンを口にし、ふと窓を眺めると、外には大量の洗濯物がたなびき、いつものごとく大音量で伝統音楽が流れる。

解禁となった映像では、そんな日常風景を慈しむようにミナはハリムとユーセフを誘い3人で踊る。命尽きる瞬間まで夫を愛し支え続けたミナは、何気ない時間を過ごす幸せを噛みしめる。それぞれの苦悩が、3人を運命の糸で結ぶダンスシーンだ。

さらに、仕立て屋ハリムと妻のミナ、若い職人ユーセフが織りなす愛の物語を鑑賞した各界著名人からもコメントが到着。モロッコ在住で雑貨販売「ワランワヤン モロッコ」の石田雅美さんは「世界は愛だけでできていることをこの映画から感じでほしい」、モロッコ料理「エンリケマルエコス」オーナーシェフの小川歩美さんからは「魂で繋がった人間関係。大切な人を大事にしようと思いました」とのコメントが到着。

ライターの竹田ダニエルは「隠さず、恐れず、『愛する』ためには、そんな『美しさ』を惜しむわけにはいかない」、映画批評家の児玉美月は「三人のことを、わたしはどうしようもなく愛してしまった」と語り、ライター・編集者の門間雄介は「この上ない崇高な愛の形を見た」など、それぞれがこの愛の物語に賛辞を送っている。



『青いカフタンの仕立て屋』は6月16日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。





(text:cinemacafe.net)

このニュースに関するつぶやき

  • マリヤム・トゥザニとナビル・アユチ両監督の作品は気に入っている。グローバル化で伝統文化を継承していく難しさは日本にもある。それに、愛の形、病などユニバーサルな話題がぎっしり詰まっている。サレの美しさも。
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定