ママスタ思春期のお子さんは、親とあまり話さなくなったり、反抗的になったりで親の言うことを聞かなくなることもありますよね。思春期まっさい中のわが子に勉強をさせたくても方法がわからずお困りのママもいるでしょう。ママスタコミュニティにもあるママからこんなお悩みが寄せられました。
『思春期で言うことを聞かない子どもに勉強をさせる方法を教えて下さい。何言っても言い返してくるけど、じゃあちゃんとやるかと言ったら全然やらない。それなのに自己評価がなぜか高い中3の子どもがいます。勉強をするからスポーツをやめさせてほしいと言ったので、様子を見ていたら全然勉強をしなくて、それを指摘したら、スポーツしていたときよりはしていると言って聞きません』
投稿者さんのお子さんは中学3年生。高校受験をする予定ですが、勉強が嫌いで親の言うことを聞いてくれないようですね。将来のためにも勉強をがんばってほしいのに、勉強しない息子にヤキモキしているようです。投稿者さんのようなお悩みを抱えたママは少なくないでしょう。こうしたお悩みにママスタのママたちはどのようなコメントをくれたのでしょうか。紹介します。
成果報酬型、もしくはペナルティの提示をする
『お金で釣る、物で釣る、ご褒美作戦。テストの点や順位に応じてお小遣いアップ、欲しいものを買い与える、行きたいところに連れて行くとか』
『元々勉強好きじゃなくてやらない子は何かペナルティがあるか、自分がマズいと思わなければ勉強なんてしないよ。私自身は「この順位以下はマズい」という思いと、「学年○番以下は携帯没収」っていうペナルティで勉強していた』
「思春期の子どもに勉強させるには、成果報酬型のご褒美をちらつかせるか、もしくはペナルティを課す方法が効果的」といった声が寄せられました。こちらは勉強の習慣づけをする王道の方法ではないでしょうか。勉強をするように親が口出しをするよりも、効果があるのかもしれませんね。
親は環境を整え、見守る姿勢が大切
『親は環境を用意してやるしかできないよ。うちも結局受験勉強をちゃんとやり出したのが、受験の1週間前。それまでスポーツしたり遊んだりしていたよ』
『親の習慣づけでどうにかなるのは小学校まで。中学以降は子どもの性格次第』
こちらのママは「中学生になると親ができることは限られている。子どもの自主性にまかせる」とコメントをくれました。ママたちの声にもあるように、親は環境を整えることしかできないかもしれませんね。では一体どうやって環境を整えればいいのでしょう。たとえば、勉強に集中できるよう勉強机を買う、良い参考書を見つけて机に並べておくなどはいかがでしょうか。また子どもの性格に応じた塾選びや、家庭教師選びなどもサポートできそうですよね。思春期の子どもは親が介入するのではなく、子どもが気持ちよく勉強できるよう環境を整え、見守る姿勢が大切なようです。
目標は明確に。将来像をイメージさせよう
『行きたい高校を決めていますか？ そこにあとどのくらい足りていないとか、具体的な目標があれば変わるんじゃないかな』
『中3なら進路はどこを目指すのか、そのためにどうすれば良いか、子どもに考えさせなよ。勉強なんて親が言ってさせるもんじゃない、まして中3の子が聞くわけない』
『将来の夢を語らせてあげてみては？ そしたら必要性が見えてくると思います。数学に特化するのか英語に特化するのかわからないけど、自分に必要って思わなきゃ続かないから』
「将来の夢や目標を提示してあげるといい」とアドバイスをくれたママもいました。中学3年生は、将来自分がどんな職業につきたいか、またそのためにはどんな学校選びが必要かなどを逆算して、自分のロードマップを描ける年頃ではないでしょうか。親が頭ごなしに勉強するように言って聞く年頃ではなくなるので、将来の選択肢を提示するのはいい方法ですよね。最近は子ども向けの職業紹介の本も充実しています。本の力を借りて、将来なりたい自己像をイメージできるよう促してもいいのではないでしょう。
思春期は子どもが親から自立するための大事な発達段階とも言えます。親も子離れの準備が必要ですね。親子関係においても、親が言って聞かせるといったスタンスではなく、子どもが自分のことは自分で考えられるように環境を整えたり、選択肢を提示したりして対等な関係を育むとよさそうです。思春期で一番変わらなければいけないのは、子どもではなく親の姿勢かもしれませんね。
文・安藤永遠 編集・みやび イラスト・Ponko
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