オリラジ中田の松本人志批判は“釣り”だった? 対面オファーから“逃亡”のトーンダウンに「カッコ悪い」

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2023年06月09日 16:40  週刊女性PRIME

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オリエンタルラジオ中田敦彦

【みんなの代わりに言っちゃおうかな。審査員、ちょっと何個かやめてもらえないですか】

 オリエンタルラジオ・中田敦彦がYouTubeチャンネルに『【松本人志への提言】THE SECONDについて』動画を投稿してから10日、ようやく松本への“アンサー”動画を公開したーー。

『M-1グランプリ』をはじめとした数々のお笑い賞レースで審査員を務める、ダウンタウン松本人志を批判するかのような中田の“提言”は瞬く間に世間の知るところになり、動画内で相方・粗品の名前を使われた『霜降り明星』せいやは痛烈批判。

 是非を巡る発言は芸人だけにとどまらず、ホリエモンこと堀江貴文氏も「松本さんはおもしろくない」と持論を展開する大騒動となっている。

 名指しされた当事者の松本は、【松本さんの番組にオファーされたら、サシだったらしゃべりたいよね。でも、ないんじゃない?】と、2人だけで対面することも辞さないと息巻いていた中田に対してか、

《テレビとかYouTubeとか関係なく2人だけで話せばいいじゃん。連絡待ってる!》と自身のツイッターに投稿。こちらも“直接対決”を望んでいたのだが、以後は中田から音沙汰なし。

中田の笑いを理解するに知性が必要

 そして6月8日、公開されたのが松本との対談ではなく、『オリラジ会議【松本人志氏提言事件後】』との、相方・藤森慎吾とオンライントークを繰り広げる動画だった。

【いち早く帰国しろ!】のっけからご立腹の藤森から促されると、【いま、日本に帰国するとアレなんでしょ? 緊急帰国すると逮捕されるんでしょ?】と、脅迫の疑いで逮捕された“ガーシー”こと東谷義和氏に準えたりと、藤森の質問に余裕の表情でボケを被せ続ける中田。

 また批判殺到した、ロシア出身の小説家・ドストエフスキーと同様に「中田の笑いを理解するに知性が必要」との“上から”発言についても釈明。

【ヤバイ発言しちゃったなって(後から編集で)切ったんだけど、よくよく思い出したら、あの“俺の笑いには知性が必要だ”って、あれ松本さんが『遺書』で書いてたんだよね

 かつて松本が認めた著書『遺書』からインスピレーションを受けた言葉とする。藤森から【(中田は)松本さんの事知りすぎてるし、詳しすぎてるし、リスペクトしすぎてるんだよ】といちファンであるとフォローされると、

【愛ゆえによ。愛ゆえに提言してるわけですから。クレイジーラブよ、クレイジーラブ。みんな松本さんが好きだって言うコメントするけどさ、松本さん好きすぎて芸人になったヤツ少ないじゃん。俺、なってるもんね】

 松本批判の真意は「愛ゆえ」、“愛情の裏返し”だったと弁明するのだった。

松本と中田の対面は実現するのか

 そしてオリラジによるトークは、松本の「連絡待ってる」の“オファー”にも及んだ。藤森に【会うんですか?】と聞かれると、

【でも、直接2人で会ってもそんなに面白くはないと思うんだよね。だって意見を交わすことに意味があるんであって、2人が仲良くなるってことに意味があるわけじゃないじゃん。揉めてるわけじゃないから。

 あくまでも俺の思ってることを言いたいってことだから。やいのやいの、これからも言いたいし、2人で会ったってさ、みんなネタにできないだろ。和解しちゃうとさ、みんなでワイワイやれるから楽しいのかな。面白いのかなってところはあるじゃん】

 一転して2人での対面には及び腰となり、松本批判に関しても“議論の場を設けただけ、自分は石を投げただけ”とYouTube動画の主旨を述べる中田。

 最後は“フォロー”に終始奔走した藤森をイジりつつ、【企画考えてるから。“藤森慎吾から浜田雅功さんへの提言”でしょ】と次回企画を持ちかけるのだった。

松本批判はあくまでもYouTubeの“企画”、いわば“釣り”動画ということにしたいのでは?」とは、ネタ番組に携わる放送作家の見解。

相方の藤森に助けられた中田

「当初は、松本さんとは“サシだったらしゃべりたい”と強気に出ていましたが、いざ松本さんから反応があってビビってしまったんでしょう。前回の“提言”動画からトーンダウンした感は否めませんね。

 プライドが高い中田のこと。1度抜いてしまった刀を鞘に収められない、謝罪することもできない彼を見かねて、藤森が相方として助け舟を出したようにも見えますね」

 2020年末に吉本興業を中田とともに退社し、現在はフリーで活動する藤森だが、依然として「オリエンタルラジオ」を維持し続けている。今回の騒動でも、芸人仲間をはじめ各方面から中田発言について問われたようだ。

「おそらくは騒動を収拾させる上で、中田1人で動画配信させて拗らせることを避けたかったのでしょう。時折、論点がズレて暴走気味になる彼を、藤森がうまくフォローして笑いに変えていた印象です。

 中田から“藤森くんは、あっちゃんカッコイイって言うためにこの世に生まれたんでしょ”とイジられていた藤森ですが、一連の騒動で“あっちゃんカッコ悪い、藤森カッコイイ”が世間のオリラジ論評になりそうですね」(前出・放送作家)

 カッコ悪い“武勇伝”になってしまった。

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