モグライダーともしげ『ラヴィット!』料理コーナーで噛み倒して、24回撮り直し 「わざと?」疑いの目も

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2023年06月09日 17:41  Techinsight Japan

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「モグ飯キッチン」第12弾に登場したモグライダー(芝大輔、ともしげ)。ともしげのポンコツぶりが愛されるようになったのは、芝のツッコミのおかげか(画像は『TBS『ラヴィット!』 2023年6月5日付Twitter「明日の #ラヴィット!は…」』のスクリーンショット)
お笑いコンビ・モグライダーが担当する情報バラエティ『ラヴィット!』(TBS系)の人気企画「モグ飯キッチン」第12弾が、6月6日に放送された。「プロが選ぶ1番おいしいモノは?ラヴィット!ランキング」コーナーで、料理上手なともしげがランキングした商品を使ったアレンジ料理を披露するのだが、あまりの滑舌の悪さと言い間違いの多さが人気を博しているものの、ともしげ本人は「ポンコツみたいに見られて、嫌なんだよぁ」と不本意のようだ。

モグライダーは『ラヴィット!』で、「モグ飯キッチン」や全国の商店街を巡る「モグライダーのモグ散歩」というコーナーを担当している。どちらも不定期だがシリーズ化されており、モグライダーは同番組において欠かせない存在となっている。6日の放送では、2人が初めて「モグ飯キッチン」のVTRをスタジオで見ることになったが、ともしげは浮かない表情だ。自分のオンエアは見たくないと言い、「ともしげ家はみんな小恥ずかしいらしくて…」と明かした。

ともしげは2004年、「ダウンタウンのような、かっこいい漫才師になりたい」という理想を掲げてプロダクション人力舎のタレント養成所「スクールJCA」に入学した。だが在学中に誰一人としてコンビを組んでくれる人が現れず、1年で卒業できずに留年する事態になった。そしてやっとみつけた相方も途中で養成所を辞めてしまい、結局卒業できずにフリーとなり、アルバイトをしながら芸人活動を続けていた。現在の相方・芝大輔とコンビを組むまで、9組のコンビ解散を経験してきたともしげだが、解散の大きな原因は、相方が考えてきたネタをあり得ないほど噛んでしまうことだった。セリフを噛みまくり慌てているともしげを見て観客は笑ってしまうため、肝心の漫才を満足に披露できずに舞台を降りることが珍しくなかったという。そのうちコンビ仲が悪くなって解散、ということを繰り返していた。芝とコンビを組んだ当初は、ともしげがツッコミでネタを考えていたが、全く上手くいかなかったために現在のような漫才スタイルに変更した。芝がネタを考えてはいるものの、本番で台本通りにならないことは想定内だったという。セリフを噛んだり間違えてしまうともしげに、即興で芝が的確なツッコミを入れるという独自の漫才スタイルが完成したのだ。ともしげの理想とするしゃべくり漫才とは程遠いが、芝が「セリフを間違えても全く怒らない」ことが何よりも嬉しかったという。

今回の「モグ飯キッチン」では、コンソメ味のポテトチップスを使ったアレンジレシピを紹介したが、冒頭のコンソメの意味を伝える場面でともしげは「フランス語でキャンセイ(完成)された」といきなり噛んだ。芝が「へべれけじゃない?」と優しく突っ込むと、「酒を飲まずに仕事に来ています!」と真顔で反論したともしげ。次に「調味料一つで本場メキシコの味を再現!コンソメポテチdeトルティーヤ」という料理名の紹介も、“メキシコ”の国名すら何回も間違えるなどして、OKが出るまで24回も撮り直したという。スタジオでこのVTRを見ていたアインシュタインの稲田直樹が笑いすぎて咳が止まらなくなると、河井ゆずるは「M-1の時、ようやれたなマジで」と笑いながら驚いていた。

「モグ飯キッチン」を楽しみにしている視聴者も多く、「腹がよじれるほど笑った」「ともしげさんが面白すぎて、レシピが頭に入って来ない〜」とネット上では毎回大好評だが、中には「あんなに噛むなんて、わざとだろ」という声もちらほら見かける。だがともしげ本人は昔と何ら変わっておらず、「モグ飯キッチン」で彼のポンコツぶりが愛されるようになったのは、相方・芝の緩急あるツッコミがあるからこそだろう。

画像1枚目は『TBS『ラヴィット!』 2023年6月5日付Twitter「明日の #ラヴィット!は…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 みやび)
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