「CL制覇は全員の夢」　悲願の初優勝を狙うマンＣが前日会見

　現地時間9日、チャンピオンズリーグ（CL）決勝を控えるマンチェスター・Cが試合前会見を行った。

　ヨーロッパの頂点を決める戦いを翌日に控えたこの日、決勝戦の会場となるイスタンブールのアタテュルク・オリンピック・スタジアムで開催された会見には、指揮官のペップ・グアルディオラに加え、ポルトガル代表DFのルベン・ディアスとベルギー代表MFのケヴィン・デ・ブライネが出席した。

　ルベン・ディアスは「これは決勝戦だ。どうやってここまでたどり着いたかは関係なく、ピッチに立ち実際に試合を始める時、僕らは優勝候補に過ぎないんだ」と改めて目の前の一戦に集中していることを強調。続けて「僕たちは今のところ2つのカップ（プレミアリーグ、FAカップ）を手にしていて、最後の一つ（CL優勝）に向かって進んでいる。それに手が届くのなら、できることはなんだってする」とコメントし、今シーズンを最高の形で締めくくる覚悟を口にした。

　またデ・ブライネは「僕たちはこの大会を通して一貫したパフォーマンスを披露してきた。今、僕たちは初優勝する方法を見つけないといけない。もしそれができたら、クラブやファンにとって計り知れない、素晴らしいものになるだろうね」と話し、大きな期待感をあらわにした。一方で記者から、阿吽の呼吸を見せるアーリング・ハーランドに一目ぼれしたかどうか質問された際には、「いや、僕は妻とで幸せだよ」と答え、会場を和ませる場面も見られた。

　いくつものタイトルを勝ち取ってきたグアルディオラ監督も、「もちろんCLで優勝することは私たち全員の夢だ」とハングリー精神全開。さらに「準備はできている。選手たちは全てを出し切ってくれるだろうし、成し遂げられると確信しているよ」と続け、さらなるトロフィーの獲得に意欲を燃やした。

　マンチェスター・Ｃは今大会、グループリーグを4勝2分の無敗で首位通過すると、決勝トーナメントではバイエルン・ミュンヘンやレアルマドリードといった強豪を退け決勝に進出。悲願のCL初優勝と‟トレブル”（国内リーグ、国内カップ戦、CLの三冠）達成がかかる中、インテルとの大一番に臨む。