相手の自慢を上回る自慢話を持っていたら、どう返答する？こっちは自慢したいわけじゃないんだけど……

「子どもが県大会で優勝した」「読者感想文のコンクールに選出された」などといった子どもの自慢話を相手からされたとき、みなさんはどう返答するでしょうか。素直に「おめでとう！」と祝福する人もいれば、相手の自慢を喜べない人もいるかもしれません。

『こっちは自慢したいわけじゃないが相手に自慢されたらどうする？　「うちの子、○○のスポーツで市の代表選手に選ばれちゃったの！　それが大変でさー（嬉）」と自慢されたときに「いやうちの息子、そのスポーツで県の代表選手やっていましたけど」といった場合』

こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママの投稿です。投稿者さんは相手の自慢以上のネタを持っていたため、どう返答していいかわからず投稿したようですね。たしかに投稿者さんの相手の話は、ちょっと厄介ですよね。どことなく自慢したい気持ちを押し隠しながら話題を振っているようにも見受けられます。こちらのママの質問にママスタのママたちはどう答えたのでしょうか。ママたちの声を紹介します。

あとでバレても構わない、その場では黙っておく

『いちいち競わない』

『聞かれてもないことは言わない』

『変な空気になるから言わない。似たような状況で人づてに相手に知られたことがある』

『普通に褒め称える。マウントを取らなくていい。余計なことは言わない』

「相手の自慢を競わず、何も言わない」と答えてくれたママの声です。こちらのママたちは相手に自慢返しをすると気まずい雰囲気になるので、あえて何も言わないとしています。ただ、なかには「あえて黙っておいて、心の中で優越感に浸る」といった声もあり、同じ返答でも、相手のことを思って黙っているおく人もいれば、密かに優越感に浸るために黙っておく人もいるようです。改めて人間の業の深さを感じる面白い投稿ですよね。

自慢にはちゃんと自慢で返す

『そういう相手は、黙っていても後でバレたときに面倒なだけ。「へー、そうなんだ。うち、県代表までなったよ」と淡々と言う』

『どう言い方を工夫しても自慢になってしまうから最初から自慢返しでいく』

また「相手の自慢には自慢で返答する」と答えてくれたママたちもいました。こちらのママたちは、あとでバレたときに相手が気まずい思いをするため、対面でわが子の自慢を伝えるとしています。たしかに投稿者さんの相手の主旨は、わが子が大会に選ばれたことで「自分がいかに大変か」ですから、仮に自慢返しをしたとしても、相手の大変な気持ちに共感するよう話題を持っていけば、自然な流れになりそうです。

自慢と捉えず、素直に一緒に喜ぶ

『相手のママの話を自慢にとるのが普通なんだね。嬉しい出来事を話してくれているだけだと思うのは単純な性格？　子どもの友達が活躍していると嬉しいけどなぁ。自分の子も良いところあるし。私が目立ちたくない人間だから賞をとるような子じゃないことに安心する。おめでとうでいいんじゃないかな？』

『マウントじゃない自然な自慢話は好き。自信があるときの顔が1番良い顔でしゃべっている』

『そもそもこういう話を自慢と受けとるからモヤモヤするのでは？　近況報告、話のネタの1つと思えれば何てことはない話だと思うよ』

『「大変でさ」と言っているから「そうだよね、うちも選ばれたことがあるけど大変だったよ」と言う。（県大会は言わない）「選ばれたよ、嬉しい」だけなら「おめでとう！」と言うだけかな』

さらに「そもそも自慢ではなく、嬉しい出来事を話してくれただけでは？」といった声も寄せられました。こちらのママたちは、相手の下心を深読みせずに、事実だけを自然に受け止めればいいと考えているようですね。返答の仕方は相手との関係性によっても変わってきそうですよね。もし対等な関係であれば、素直に相手の話を受け止めることできそうです。一方で対等な関係でない場合は相手の話題をマウントと捉え、競ってしまうかもしれません。

自慢一つでも、相手との関係性が露呈するものなのかもしれません。自慢話を聞いたときに自分はどう返答するかを考えてみると、相手との今後の付き合い方を考えるきっかけになるかもしれませんね。

文・安藤永遠　編集・横内みか　イラスト・ごぼふく

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