ヤクルト石川、6回途中無失点で交流戦単独1位の28勝目　通算200勝へあと15勝

● 西武 0 − 2 ヤクルト ○
＜2回戦・ベルーナドーム＞

　ヤクルトは完封リレーで連敗を「3」でストップ。先発で6回途中3安打無失点と力投した石川雅規投手（43）は、交流戦歴代単独1位となる28勝目をマークした。

　ベテラン左腕は緩急自在の投球で西武打線を翻弄。得点圏に走者を背負っても丁寧な投球を続けゼロを並べた。1点リードの6回、二死から3番・外崎に左前打を打たれたところで降板。リリーフした大西が続くマキノンを遊ゴロに退けた。

　打線は4回、石川とバッテリーを組む7番・中村の中前適時打で先制。1点リードの9回は、1番・山田が左中間突破のエンタイトル適時二塁打を放ち貴重な2点目を加えた。

　救援陣は1点リードの7回から星、清水、田口が1イニングずつ無失点。5投手による完封リレーで連敗を止め、田口は13セーブ目（2敗）をマークした。

　前日9日にソフトバンクの和田が交流戦通算27勝目を挙げ、石川は歴代勝利数で並ばれたが、一夜で単独トップに返り咲き。これが今季2勝目（3敗）となり、大台の通算200勝まであと15勝に迫った。