巨人の菅野智之は5回2失点で今季初勝利! 岩本勉氏「自分に問いかける投球が多かった」

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2023年06月12日 07:14  ベースボールキング

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巨人・菅野智之
◆ 「彼も人間だなと思ったのが…」

 巨人は11日、敵地でのソフトバンク戦に4−2で快勝し2連勝。先発の菅野智之は5回93球2失点で今季初登板初勝利を飾った。

 プロ入り後初めて開幕1軍入りを逃した通算118勝右腕は、この日は本来の姿が影を潜め序盤から走者を背負いながらの投球を展開。3回に安打と連続四球で二死満塁のピンチを迎えた場面では、捉えた当たりが三塁手正面を突く幸運にも助けられるなど要所を締める投球でスコアボードに「0」を並べていく。

 試合が動いたのは4回、死球と安打に盗塁が絡み二死二・三塁の場面を迎えると中村晃に2点適時打を浴び先制を許してしまう。しかし冷静に後続を抑えると直後に味方が逆転し、5回のマウンドへ。

 4回の時点で82球を投じていたものの、近藤健介と柳田悠岐をそれぞれ変化球で中飛に打ち取ると5番の柳町達はフォークで空振り三振に切って取る。初勝利の権利がかかるイニングで、クリーンナップを相手にこの日初めて三者凡退に抑える気迫を見せ、この日はマウンドを後にした。

 その後は6投手がそれそれ無失点に抑えチームも勝利。菅野は5回93球2失点、4安打4三振3四球1死球の内容で今季初白星を手に入れた。

 粘投の菅野について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した高木豊氏は「菅野本人も納得はしていないと思いますけど、エースと呼ばれる“菅野で勝った”というのが大きい」とコメント。決して本調子ではなかったが試合を作った右腕をねぎらった。

 また同じく番組MCを務めた岩本勉氏も「彼も人間だなと思ったのが、いつもは相手打者と対戦しているのに今日は自分に問いかける投球が多かった」と言及。続けて「らしくない投球ではあったけれど、何よりの良薬である勝ち星を得ました」と今後に期待を込めて語った。

 試合後は「交流戦優勝して良い形で後半戦に臨めるように、自分が先頭を切って頑張っていきたいなと思っています」と語った菅野。先発ローテーションに頼もしい存在が帰ってきた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』

【動画】6月11日ソフトバンク―巨人戦ハイライト

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