ヤクルトは西武に連勝で交流戦3位浮上! 2勝目を挙げた小澤怜史に高木豊氏「最近は変則気味の投手を打てなくなっている」

4

2023年06月12日 07:32  ベースボールキング

  • 限定公開( 4 )

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ベースボールキング

ヤクルト・小澤怜史(C) Kyodo News
◆ 変幻自在に6回1失点

 ヤクルトは11日、敵地での西武戦に3−2で勝利しカード勝ち越しに成功。先発した小澤怜史は6回69球1失点の快投で今季2勝目を挙げた。

 リリーフとして開幕一軍を迎えたものの、先週の楽天戦に引き続き西武戦も先発としてマウンドに上がった小澤。ベルーナドーム初登板となったが、この日も持ち前の独特の球筋に緩急を活かして3回まで無安打に抑える好投を見せる。

 3点リードの6回に二死から連打で1点を失うものの、デビッド・マキノンをフォークで空振り三振に抑えこの日はマウンドを後に。6回69球1失点、4安打4三振1四球の内容で先発としての役目を果たし、ベンチから戦況を見つめた。

 その後は4投手の継投で西武打線の反撃を1点にしのぎ、チームも勝利。試合後は「勝ち星はやっぱり野手の皆さんが点を取ってくれたおかげでついていると思うので、次も勝てるように頑張ります」と謙虚に喜びを語った。

 二週連続で白星を掴んだ小澤について、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説者の高木豊氏は「ボールが動くし、変則だしタイミングも取りづらいですし非常に大きな戦力になっている」と小澤を称賛した。

 また続けて「早いボールにはバッターは慣れてきているんですよ。でも最近は、日本ハムの鈴木健矢や小澤みたいな変則気味の投手を打つのは皆下手になってきていますよね」と最近のトレンドを分析。NPBのバッターが全体的に軟投派への免疫が低下している事も活躍の要因として挙げた。

 ドラ1ルーキーの吉村貢司郎や奥川恭伸などの負傷離脱でチームの先発事情は苦しかったが、小澤の働きがそうした不安材料を払拭してくれるかもしれない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』


【動画】6月11日の西武−ヤクルト戦ハイライト
 

    ランキングスポーツ

    ニュース設定