ワラビーを締め付けて窒息させ、頭から呑み込むニシキヘビ(豪)<動画あり>

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2023年06月14日 05:11  Techinsight Japan

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豪クイーンズランド州ウォンガリングビーチで、大型のニシキヘビ「スクラブパイソン(またはアメジストパイソン)」がワラビーを捕食する様子が目撃される
カンガルーの仲間の中でも、体が小さなワラビー。このほどオーストラリアで、ワラビーが巨大なニシキヘビに捕食される光景が撮影されて話題となっている。ニュースサイト『Yahoo News Australia』などが伝えた。

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豪北東部クイーンズランド州ウォンガリングビーチに住むデューク・オームさん(Duke Orme)は今月初め、自宅近くで犬の散歩中に大型のニシキヘビ「スクラブパイソン(またはアメジストパイソン)」がワラビーを捕食する様子を目の当たりにした。

当時のことを「心地よい夜だった」と振り返るデュークさんだが、捕食シーンを捉えた動画はかなりグロテスクであり、「本当はゾッとしたよ」と明かしている。

実はスクラブパイソンは毒を持たず、獲物に噛みつくと鋭い歯を食い込ませる。そして獲物の体に巻き付いて強く締め付け、窒息させて丸呑みにする。そのためデュークさんが撮影したこのヘビに巻き付かれたワラビーは身動きが取れず、大きな口を開けたヘビに頭から呑み込まれているのであった。

「ヘビはいつも獲物の頭を先に呑み込むんだ。だからワラビーの脚が、まるで釣り針のように突き出ているのが分かるだろう」と状況を説明するデュークさん。カメラを回しながら「あと1時間もすれば、ヘビはワラビーを呑み込んでしまうだろうね」と呟くも、「あんな大きな獲物を捕食した後は、あまり動けないだろうね。きっと1週間ほど休息するんじゃないかな」と笑いながら語っている。

そして「あんな光景を目撃できて、自分がいかに恵まれているのかをひしひしと感じたよ」と明かし、人間の力が到底及ばない“自然の営み”についてこのように述べた。

「自然の中の全てのものに、自然の営みがある。だからヘビも生きるために食べなくてはならない。」

「ただ『自然の成り行きに任せる』ということは、時に人を複雑な気持ちにさせ、その一方で人は自然に魅了される。それが自然というものだろうけどね。」

なお「オーストラリア動物園」のウェブサイトによると、スクラブパイソンはオーストラリアにおいて最長のヘビで、大きいものは全長8メートル、体重25キロになるそうだ。ネズミやフルーツコウモリ(オオコウモリ)、ポッサムなどを捕食し、大型の個体ではワラビーやシカ類、家畜なども襲うという。

ちなみにインドネシアでは昨年、54歳の女性が、体長6.7メートルのニシキヘビに丸呑みにされて死亡しているのが発見された。ヘビの消化器系の中には、紺色の服を着たままの遺体が横たわっていたという。



画像2枚目は『Mail NewsTV 2023年6月10日公開 YouTube「Gruesome moment a dog walker films a python turning a wallaby into dinner and says the sight......」』のサムネイル
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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