このままでは来夏にフリー退団のエンバペ、PSGとの更新に僅かな希望を与える？　「1年の間には…」

　今夏の移籍市場での去就が注目されるパリ・サンジェルマン（PSG）のフランス代表FWキリアン・エンバペが、再び自身の将来について言及した。18日、フランスメディア『RMCスポーツ』が伝えている。

　1998年12月20日生まれのエンバペは現在24歳。昨夏の移籍市場では、レアル・マドリードへの移籍が確実視されていたところから、急転直下でPSGとの契約を『2年+1年延長のオプション』という内容で最大2025年夏まで延長した。一方で先月、エンバペ側に『1年延長のオプション』を行使する権利があることが判明するとともに、同選手は行使する意向がない旨をクラブ側に通達したことが報じられていた。なお今月13日には、エンバペ側が「今夏の退団を希望しておらず、あくまでも1年間の契約延長オプションが有効となっていないことを確認しただけである」と声明を発表している。

　このままでは来夏の契約満了に伴いフリーでPSGを退団することになることから、再び去就が注目を集めはじめたエンバペ。それでも、同選手は「僕はすでに、ここに残ると言っている。このようなことが起こるずっと前からだ」と強調。続けて「2024年にフリーで退団することを決意したのか？　いや、来年PSGでプレーすることだけを決意した。1年の間には色々なことが起こり得る。パリ・サンジェルマンのようなクラブではなおさらね」と明かした。

　また『RMCスポーツ』は、「PSG側は、エンバペがクラブのプロジェクトに安心して参加できる手段を提示したいと模索している」と併せて伝えているが、『1年延長のオプション』の行使期限の2023年7月31日が迫ってきている。