大谷翔平の「イラ谷・ケチ谷・シオ谷」聖人君子扱いされるも、優等生じゃない意外な素顔

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2023年06月20日 11:10  週刊女性PRIME

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大谷翔平 写真/共同通信社

 日本時間6月16日、エンゼルスの大谷翔平選手が“二刀流”で出場。ピッチャーとして6回まで投げ、2失点で抑えて6勝目。打者としては2戦連発となる22号ソロホームランを放った。毎シーズン6月になると“覚醒”するため“6月男”と呼ばれているが、今年もその異名にたがわぬ活躍を見せている。

小学生の教科書にも登場

「'21年6月にも、13本塁打に2勝の活躍で月間MVPに選ばれました。4月にシーズンが開幕してから試行錯誤しつつ調子を上げ、6月になると本来のパフォーマンスが発揮できるようになるのでしょう。6月中にどこまで“数字”を伸ばすのか注目が集まっています」(スポーツ紙記者)

 《朝起きて大谷のホームラン見る幸せ》《大谷の活躍で一日頑張れる》といった声があがり、いまやスポーツ選手の枠を超え、老若男女問わず日本国民の希望に。

 プレー以外でも、選手や審判への気遣い、二刀流を続けるために生活を野球に捧げるその人間性は、もはや“偉人”扱いされている。

「'24年春からは、小学5年生の算数の教科書に登場。データを重視する大谷選手が、算数を学ぶ重要さの模範として紹介される予定です。'18年度には、小学5年生の道徳の教科書にも登場し、高校時代に作成した目標達成シートを引き合いに、夢を実現するための努力、将来を描くことの大切さが取り上げられました」(学習書出版社関係者)

 “聖人君子”ぶりは海外でも評判で、カナダでも道徳の教材として登場しているという。日本とアメリカだけに限らず、アジア各国をはじめ世界で人気爆発中のオオタニサン。ただ、よく観察してみると、その素顔は決して優等生と呼べるものばかりではない。

 6月11日(日本時間)のマリナーズ戦の5回、フルカウントから打者・大谷が見逃したボールに球審はストライクの判定。これに対し、球審を指さしながら首を振り、イライラした表情で抗議した。

「ストライクゾーンから外れているように見えましたが、判定に不満そうな表情を浮かべることはあっても、露骨に抗議をする大谷選手は珍しいなと。ストライク・ボールの判定に抗議すれば、一発退場の可能性もありますから」(前出・スポーツ紙記者、以下同)

 そんな“イラ谷”となったのは、このときだけではなく過去にも何度かあった。

写真撮影で「ちょっと無理です」

「5月に行われた試合では、サヨナラのチャンスで凡退し、ベンチに帰ってくるなり、ヘルメットを叩きつけました。自身のふがいなさに対する怒りをモノにぶつける大谷選手は、決して珍しいわけではありません。ただ、イメージにそぐわないのか、驚いたファンも多かったようです」

 大谷だってイライラして当然と話すのは、現地で取材する梅田香子さん。

「メジャーの選手は感情を露にすることが許されていますから、大谷選手もその環境に染まっているだけでしょうね。今の日本のプロ野球界には優等生が多く、紳士であることが求められていると思いますし、日本ハム時代の大谷選手もそうでした。それに、イライラしている様子をたまに見かけますが、ほかのメジャーリーガーの怒り方に比べれば、かわいいほうでしょう」

 バットを折ったりベンチを破壊するなど、破天荒に怒る選手に比べれば、確かに控えめといえるかもしれない。6月上旬には、同学年のカブス・鈴木誠也と“日本人メジャーリーガー対決”が実現。その際に鈴木が、

「野球を教えてと言っても全然教えてくれない。“ケチ谷”って呼んでいます」

 と明かして話題になった。

「ケチ呼ばわりには笑ってしまいましたが、あながち的外れでもありません。WBC準決勝のメキシコ戦前に、大谷選手含め侍ジャパンのメンバー6人で食事に出かけていましたが“まぁしょうがなく、行った感じですかね”と答えていました。日本ハム時代にも、イベントで元アイドルの菊地亜美さんに写真撮影を求められると“ちょっと無理です”と、いったん断ったというエピソードもあります」(スポーツライター)

1対1の取材は断っている

 そんなケチで意地悪な受け答えの様子についても、前出の梅田さんはフォローする。

「大谷選手には、あえて本心とは裏腹な言動をする天の邪鬼な一面もあるんです。あえて“ケチ”っぽい発言をすることで、その場の笑いを取るんでしょう。日本ハム時代から、マスコミには見せなくてもチーム内では面白い選手と評判で、ほかの選手に対してイジる様子は結構見られていたそうなんですよ」

 ネット上では、大谷の“塩対応”が話題になったことも。

「今年3月のオープン戦で、メジャーに移籍してきた同学年の藤浪晋太郎選手と再会。試合前、藤浪選手のそばを通った大谷選手は挨拶こそしましたが、会話はなくて握手だけ。目も合わせなかったように見えました。鈴木選手や吉田正尚選手、菊池雄星選手といったほかの日本人選手とは話し込んでいるイメージだったので、驚きました」(前出・スポーツライター)

 '22年5月には、メジャーリーガーとして大先輩である松坂大輔や藤川球児が、テレビのスポーツキャスターとして取材のため現地を訪れた。しかし他メディアと同様の取材しか許されず、「そっけない」という声もあり、“シオ谷”な一面にも見えるが……。

「大谷選手は試合前のルーティンをすごく大事にしていて、特に二刀流で出場する日は忙しく、挨拶がおろそかになるのは仕方ないのかなと。取材は、球団側が厳格にルールを設けていて、最近は特にガードが堅く、1対1の取材はすべて断っている状態。本人は、取材に対して丁寧に答えていますし、記者の方々とはいい関係を築いていると聞いています」(梅田さん)

 優等生というわけではないが、不良でもない。天の邪鬼で、野球が大好き、それが大谷翔平の素顔なのかも?

梅田香子 スポーツライターとして、野球以外にもフィギュアスケートやバスケットボールなど多くのスポーツに精通。現在はアメリカに在住し、大リーグを中心に取材活動を行う

 

 

 

このニュースに関するつぶやき

  • 優等生ではないのは今年の振る舞いでわかる。インターフェアを狙ったスイング。汚いやつ
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