シーズンを締め括る圧巻ハットトリック！　サカが喜びを語る「言葉では言い表せない」

　イングランド代表に招集されているFWブカヨ・サカ（アーセナル）が、ハットトリック達成を喜んだ。19日、イギリスメディア『アスレティック』がコメントを伝えている。

　EURO2024予選・第4節が現地時間19日に行われ、イングランド代表は『オールド・トラッフォード』で北マケドニア代表と対戦した。序盤から主導権を握ったイングランド代表は、29分のハリー・ケイン（トッテナム）の先制点を皮切りに怒涛のゴールラッシュを演じ、7−0で大勝。右ウイング（WG）で先発出場したサカはハットトリックの大活躍で、チームの開幕4連勝に大きく貢献した。

『アスレティック』によると、サカがプロキャリアにおいてハットトリックを記録したのは、今回の北マケドニア戦が初めてとのこと。試合後に『Channel 4』のインタビューに応じた同選手は、圧巻の大勝劇を次のように振り返っている。

「今夜は特別な試合だったね。僕とラッシー（マーカス・ラッシュフォード／マンチェスター・U）が両サイドを駆け抜けたから、僕たちのチームは非常に鋭く、そして直線的だった。北マケドニアは僕たちを上手く制御することができていなかったし、今夜は本当に楽しかったよ」

　また、自身のハットトリックについて問われると「自分の気持ちをうまく言葉で言い表すことができないが、本当に幸せだよ。2点目が一番好きだ。1点目も良かったけど、ボックス外からボレーでゴール隅に決めたんだから、あれを選ばざるを得ないだろうね」とコメント。トレント・アレクサンダー・アーノルド（リヴァプール）からのロングフィードを収め、ボックス手前からゴール左上隅に突き刺した一撃が、自身の“お気に入り”であると明かした。

　今シーズンのサカは所属するアーセナルでも躍動。公式戦通算48試合の出場で15ゴール11アシストをマークし、プレミアリーグで最終盤まで優勝争いを繰り広げたチームを牽引した。キャリア初のハットトリックという最高の形でシーズンを締め括った21歳は「とても長いシーズンだったよ。ポジティブなこともあれば、ネガティブなこともあった。これ以上ない形でシーズンを終えることができたと思う。今はリラックスして休む時だ」と充実感を滲ませた。