「交流戦で一番負けているチームが」…OBの谷繁氏もDeNAの交流戦Vに感慨深げ

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2023年06月21日 07:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

DeNA・三浦大輔監督[写真=萩原孝弘]
◆ OB会長の齊藤明雄氏「本当に嬉しい」

 20日のプロ野球はヤクルト−楽天の1試合が行われ、ヤクルトが大勝。交流戦優勝の可能性を残していた楽天が敗れたことにより、DeNAの交流戦初優勝が決定した。

 期間中の勝率第1位球団を「優勝チーム」として表彰する交流戦だが、今年はDeNAのほかに巨人、ソフトバンク、オリックスが同じ「11勝7敗」で並ぶ大混戦に。規則では「3球団以上が並んだ場合」の順位決定方式として優先順が定められており、今回は交流戦のTQB(得失点率)の大きさによってDeNAが優勝を手にした。

 チームを率いる三浦大輔監督は「球団初となるセ・パ交流戦での優勝、そして交流戦の歴史に横浜DeNAベイスターズの名を残すことができ誇りに思います」と球団を通じて喜びのコメント。南場智子オーナーは喜びを噛み締めながら、「最後の一戦の悔しさも含め、交流戦“優勝”をかけて戦った経験を糧とし、心を一つにして今シーズン戦い抜きましょう」と悲願のリーグ制覇に向けて前を向いた。


 20日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』には、ベイスターズのOB会長を務める齊藤明雄氏が出演。「これまで交流戦ではあまり良い戦いができていなかったんですが、ようやく歴史の中に“横浜DeNA”の名前が刻まれる。OB会長としても本当に嬉しい」と喜びを口にした。

 さらに同番組でMCを務めたのが、OB副会長の谷繁元信氏。「DeNAは交流戦で一番負けているチームなんですよね。そのチームが優勝できたということで嬉しいですね」と語ったように、実は昨年終了時点の交流戦通算成績は157勝222敗11分で12球団ワーストの数字だった。

 “鬼門”だった交流戦で貯金を4つ作り、得失点率差という超僅差の戦いを制して頂点を掴んだDeNA。このまま勢いに乗って25年ぶりのリーグ優勝まで駆け上がることができるか。リーグ戦再開後の戦いから目が離せない。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2023』
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