【漫画】たった8ページでニヤける創作ラブコメ発見! SNS漫画『1番になりたい子の話』

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2023年06月21日 07:31  リアルサウンド

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【漫画】『1番になりたい子の話』より

 多くの創作には「制約」が存在する。決まったルールやコンセプトのなかで、いかに個性を表現し、人を楽しませるかーーそんな挑戦に拍手を送りたくなるのが、6月上旬にTwitter上で公開された創作漫画『1番になりたい子の話』だ。本作は「ラブコメ・身長差・8ページ漫画」という3つの“縛り”を設けて描かれたという。短いながらもラストにしっかりニヤニヤさせる、作者の構成力の高さを感じる作品だ。


(参考:漫画『1番になりたい子の話』を読む


 本作を手掛けたのは、人気ゲーム実況者・2BRO.(兄者弟者)のファンアートに力を注いでいるとき、「もっと魅力的に絵や漫画を描きたい!」と思って本格的に作画力の向上に励むようになったというあらふじぺすさん(@rps0423_oekaki)。「可愛い」がつまった本作がどのようにして描かれたのかなど話を聞いた。(望月悠木)


■吉沢亮をイメージして描いている


――今回『1番になりたい子の話』を制作した経緯を教えてください。


ぺす:まだまだ漫画家と名乗れない状況ですので、担当編集さんと「自分の作品を見てもらうためには、まずたくさん描いてファンを増やしましょう!」という話になって制作した作品です。


――名刺代わりになる作品だったのですね。


ぺす:はい。本作ではラブコメ、身長差、8ページ漫画という規約で描きました。私はギャップが好きなので、その中でも“飄々としてる人のふとした時の赤面”が好きなので、その要素を思う存分取り入れました。


――裁縫部という珍しいシチュエーションが舞台でした。この舞台はどのようにして決めたのですか?


ぺす:“2人を同じ部活動にする”ということは決めていましたが、何部にするかは迷いました。担当さんからは身長差が生きるバスケ部を勧めてもらいましたが、私自身文化部しか経験がなくピンときませんでした。また、裁縫やハンドメイドの経験もなかったのですが、“高崎がアオイに似せたぬいぐるみを作ってる”という隠れ設定を思い付き、裁縫部にしました。


――身長差ある2人のビジュアルはどう決まりましたか?


ぺす:私が髪の長めの黒髪男子が描きやすく、個人的にも好きなので高崎はすぐに決まりました。“女の子慣れ感を出すために金髪にする”という案もありましたが。ピアス一つつけるだけに落ち着きました。ちなみに「かっこいい男の子描くぞ!」という時、私はいつも吉沢亮さんを思い浮かべています。アオイはうさぎっぽさが出るようにツインテールにするか迷いましたが、「高校生でツインテールはアオイにはしっくりこないな」と思って三つ編みになりました。


■威嚇するほうが親近感を持ってもらえる?


――アオイがいちいち威嚇するのがとても可愛らしく、言動も小動物感がありました。


ぺす:口達者に言い合えるキャラクターより、ムカーッとした時に頭の整理がつかずに「いーっっ」となるほうが親近感を持ってもらえる、と考えて威嚇行動を取り入れました。こういった言動もうさぎをイメージしています。


――ぺすさんが好きな描写“飄々としてる人のふとした時の赤面”がラストに炸裂していました。このシーンでの高崎の表情はどのような意識で描きましたか?


ぺす:高崎の赤面が描きたい一心で、本作の制作を始めたのでそう言ってもらえるのは嬉しいです。「アオイより年下だけど、アオイより大人びて見られたい」「大人っぽい言動をするけど、アオイに近付かれたら年相応に慌てて取り乱す」というちぐはぐさを意識しました。


――最後に今後の活動について教えてください!


ぺす:今はとにかく、私の作品を知ってもらうために漫画を練習して、描いて、完成品を増やしています!制作過程で気になる部分を発見したり直したり軌道修正を図っている最中です。まだまだ足りない部分はありますが、私なりに、楽しんでもらえるよう考えているので読んでもらえると嬉しいです。


(取材・文=望月悠木)


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