前回からの続き。私(みのり)は、同棲中の彼かずま君と、もうすぐ結婚を予定しています。しかし気になるのが母(幸子)のこと。母は何かにつけて私に「お金を貸して」と言ってくるのです。家計を助けるため、振り込みが重なったからなどと言うけれど、お母さん、いったい何にお金を使っているの……?
第12話 バブル崩壊という現実
「ささやかな贅沢」を生活の楽しみにしていた母も、バブル崩壊後の不景気には「節約」をと思い、父に言いますが、「しっかり貯蓄してるんだろ。家計はお前に任せている。」と一蹴されてしまう。ここで「家計が苦しい」と現状を父に話せていたら、借金することにはならなかったのに……。母の「見栄」や「プライド」のせいでしょうか、それとも聞く耳を持たなかった父のせい? ここからどんどん歯車が狂っていき、母は借金に手を出してしまいました。
【第13話】へ続く。
原案・松永梅子 作画・おんたま 編集・Natsu