ママスタ前回からの続き。投稿者さんは最近、お父さんを亡くされました。今は喪に服している期間ですが、お父さんが亡くなる前に決めた、息子さんのお誕生日のお祝い旅行をする日程が迫ってきています。息子さん本人はもちろん、投稿者さんも楽しみにしていましたが……この計画に「待った」がかかったようです。その相手はお母さん。「お父さんの四十九日も済んでいないのだから、旅行はキャンセルするように」と言われてしまいました。お母さんとしては、喪に服している期間には遠出をするのは避けるべきだと心配したのでしょう。しかし旅行はすでに予約済みであること、またせっかくのお誕生日祝いであることから、投稿者さんは旅行に行きたいと考えています。
投稿内のママたちからは、投稿者さんの考えを支持する声があがりました。お母さんは「四十九日前のお祝いごとは避けるべき」と主張しましたが、「そもそもお誕生日を"お祝いごと"としてカウントしなくても良いのでは？」という意見が出されました。
ほかにも、意見があがっています。
四十九日の前。今回の旅行は見送ったほうがいいかも……
『私なら、せめて四十九日が終わってからにするかな。実際、私も母が亡くなったときはすぐそんな気分にはならなかったし。まぁ旦那さんと投稿者さんが気にせず行けるなら行けばいいだろうけど、その後のお母様との関係性もあるしね……』
『お誕生日って旅行しないとダメなの？ 今回はほかのお祝いをして、夏休みに旅行すればいいんじゃない？ 私ならお母さんの言うとおりにすると思う』
投稿者さんの考えに賛同する意見があがるなか、「自分だったら旅行は取りやめる」との声も聞こえてきました。お母さんは「お誕生日のお祝いをしてはダメ」と言っているわけではありませんよね。「せめて旅行はキャンセルしなさい」と、遠出をすることを止めているだけです。それならば今回は違った方法でのお祝いをして、また別の機会に旅行をするという選択もあるでしょう。このコメントを出したママたちは、今後のお母さんとの関係のことを考えると、無理に決行するのは悪手だと判断したのでしょうね。
何か事故があったときに亡父のせいにされるんじゃないかな
違った角度からのアドバイスも寄せられましたよ。
『落ち着いてからのほうがいいよ。もし旅行先で何かあったら「喪中なのに旅行するから」って言われるかも。そういうことじゃないかな』
『喪中のときに旅行するなって言うのは迷信かもしれないけど、昔の人はそういうことを大切にするよね。実際に「だから言わんこっちゃない」って事故が起きることもあるし……』
もし今回の旅行先で何かトラブルに見舞われてしまったら……と心配そうな声をあげたママもいました。あまり考えたくはないことですが、事故に遭ったりケガをするなど困ったことがあったら、「喪に服している期間に旅行なんてするから……」と言われかねません。みんながスッキリとした気持ちでいるためにも、今回は見送ったほうが無難だと考えられたのでしょう。
配偶者を亡くしたお母さんが心配だよ
『私は父を亡くしたときショックで倒れて、他界して直後の数ヶ月は記憶が飛んでる。そのくらいショックを受ける人もいるよ。きっとお母さんは、ショックの中で手続きやら片付けやらいろんなことがあって大変なんじゃないかな。今はお母さんの手伝いと心身のフォローを全力でしてあげたほうがいいと思う』
『お母さんも今は寂しさと、手続きや片付けの忙しさで少し余裕がないんだよ。いつもよりもいろんなことが気になるのかもね』
お母さんの心労を気遣う声も寄せられました。配偶者を亡くすというのは、大きなショックであるはずですよね……。その上いろいろな手続きや遺品整理などもしなくてはいけません。お母さんの気持ちを考えると、意に反してまで旅行に発つのは得策ではないかもしれませんね。
何を優先するのか……難しい問題だよね
『生きてる人を優先させるか、亡くなった人を優先するか……難しい問題だね』
『「四十九日前に浮ついた旅行なんてありえない！」って考えもわかるし、でもわが子のお誕生日を楽しく祝いたい気持ちもわかる。難しいよね、これは』
『今いちばん大切にするのは、ひとり遺されたお母さんの気持ちなんじゃないかしら……』
今回のケースで投稿者さんがどのように振舞うかは、何を優先するかで変わってきそうですね。先に予約していた息子さんのお誕生日を優先させるのか、はたまた配偶者を亡くしたお母さんの気持ちを優先させるのか……いずれにしても難しい問題でしょう。関係者同士で話し合って、落としどころを見つけるのがいいのではないでしょうか。
「お父さんの四十九日が終わる前の旅行はキャンセルしなさい」とお母さんから言われて、困惑した投稿者さん。お母さんの心情を考えてみると、今は避けたほうがいいという意見もあがりました。正解はないからこそ難しい問題ですよね。お母さんと投稿者さん、そして息子さん……みんなが笑顔でいられるための選択ができるといいですね。
文・motte 編集・みやび イラスト・Ponko
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