もしも教室に暴漢が入ってきたら、カッコよく組み伏せてあの子をメロメロに……という、中高生男子の多くがしたであろう妄想。そのパターンに学校にある切実な問題を組み合わせたSNS漫画『もしも教室にテロリストが入ってきたらって妄想する話です。』が読者の心を掴んでいる。“あるあるネタ”的な面白さも感じさせながら、教室内の鬱屈した空気感を表現した群像劇だ。
(参考:漫画『もしも教室にテロリストが入ってきたら』を読む)
本作を手掛けたのは、高校3年生の時にお世話になっていた学校の先生から「漫画描いてみろよ」と言われたことがキッカケで、本格的に漫画制作にのめりこんだという木村れいさん(@Kemura0)。本作がどのようにして誕生したのかなど話を聞いた。(望月悠木)(望月悠木)
■「みんなが同じ妄想をしてたら面白い」
――『もしも教室にテロリストが入ってきたらって妄想する話です』制作の理由を教えてください。
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木村:一度ボツにしたネタで、ネタ自体は2年前からありました。最近自分のTwitterを見てくれる人も増え、個人的に好きなネタだったということもあり制作、発表することにしました。制作期間が足掛け2年の超大作です(笑)。
――「教室にテロリストが入ってくればな〜」という妄想はあるあるネタですが、どのようにストーリーとして膨らませたのですか?
木村:「そういう妄想みんなするよね」って考えていた時、「同じタイミングでみんなその妄想をしていたら面白いかも」と思ったことが始まりです。同時に「“根本は解決していないが当人の感情は救われる”という状態が良いな」と思い、そういう着地になるよう膨らませていきました。
――いじめられっ子からすればいじめっ子はテロリストであり、「テロリスト来ないかな」と妄想している自分自身が実は誰かから見ればテロリストだった、という構造が秀逸でした。本作の明るくもあり、暗い空気感はどのようにして作ったのですか?
木村:題材がポップでありながらもネガティブなので、基本は笑える感じになるようにバランスを意識しました。
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――ページごとに展開が素早く変わる内容でしたが、作品のスピード感のバランスはどのように意識しましたか?
木村:読者は本当にすごいので、読者頼りにしている部分が大きいです。そのうえでなるべく内容が伝わるように、読みやすくなるようにセリフを減らすなどしてスピード感を調整しました。
――最後に今後の活動について教えてください!
木村:自分のTwitterを見てくれると嬉しいです!あと、多分年内には何かあると思うので、気に留めておいてもらえればと思います!ありがとうございました!
(取材・文=望月悠木)
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