長い脚を持つユニークなハト 「AIが作り出した偽物?」と疑う声も<動画あり>

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2023年06月23日 18:01  Techinsight Japan

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Techinsight Japan

人為選択による品種改良を繰り返した結果、ユニークな姿のハトが誕生した。観賞用の品種であるこのハトは、モデルのような長い脚を持つ(画像は『Pigeons Tv 2023年5月3日付TikTok「English Pouter pigeons」』のスクリーンショット)
SNSに風変わりな姿のハトを捉えた動画が投稿され、大いに話題を呼んでいる。ハトは大きく胸を膨らませ、スラっとした長い脚で器用に歩いていた。見慣れない姿のハトに、人々からは「AIが作り出した偽物じゃないの!?」といった驚きの声が相次いでいる。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。

今回注目を集めた動画は、ハトに関する動画を紹介しているTikTokアカウント「Pigeons Tv」が先月3日にシェアしたものだ。その動画には、大きく胸を膨らませたハトが映っており、頭や体の部分は一般的なハトと変わりはないが、脚の部分が決定的に違っていた。

通常、ハトの脚は短いはずだが、このハトは自分の体の高さと同じくらいの長さがありそうな立派な脚が生えていた。その脚は全体的に白く、爪の部分には広がるように羽毛が生えており、胸を張ってゆっくりと歩くその姿はゴージャスな印象を与える。

この動画は今月23日の時点で再生回数が1920万回を超えており、ユニークなハトの姿に「これはいったい何なの!?」「ニワトリとハトを組み合わせたみたい」「5歳児にハトの絵を描かせるとこうなる」「こんなの本物なはずがない」「これってAIで作り出された動画だよね?」といったコメントが相次いだ。

AIによるフェイク動画を疑う声も多数あったが、このハトは実在する。犬に多様な犬種があるのと同じように、家畜化されたハトもユニークな姿をした種が複数存在する。投稿によると、動画に映っているハトは、“イングリッシュ・ポーター・ピジョン(English Pouter pigeons)”と呼ばれる種だ。カワラバト(rock pigeon)をもとに誕生したイギリス原産の鑑賞鳩の一種で、品種改良のため長期にわたって人為選択を繰り返した結果、今回のような特異な姿をしたハトが誕生したという。家禽類に関する情報を提供するウェブサイト『Backyard Poultry』によると、イングリッシュ・ポーター・ピジョンは鑑賞鳩の中でも一番背の高い品種で、中には16インチ(約40センチ)にもなる個体もいるそうだ。

ちなみに過去には、パステルカラーの鮮やかなハトを捉えた写真がネット上で拡散され、「ポケモンみたい」と注目を集めていた。



画像は『Pigeons Tv 2023年5月3日付TikTok「English Pouter pigeons」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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