広島、巨人に連勝し3位浮上　森翔平が5回2失点で今季初勝利「攻めて行けた」

○ 広島 3 − 2 巨人 ●
＜12回戦・マツダスタジアム＞

　広島は巨人に連勝し再び3位に浮上。2カード連続の勝ち越しを決め、貯金は「3」となった。

　広島打線は2回、7番・デビッドソンが7号2ランを左翼席上段へ運び先制。1点差に迫られた4回は、6番・田中が適時二塁打を左中間へ弾き返し3点目を奪った。

　今季初先発の2年目左腕・森は、初回から7者連続アウトを奪うなどで3回まで無失点。4回以降に4番・岡本和に右中間突破の適時二塁打を浴びるなど2点を失ったが、5回6安打2失点と試合を作り、今季初勝利の権利を持ってマウンドを降りた。

　1点リードの6回以降は、大道、栗林、島内、矢崎が1イニングずつ無失点リレー。森は今季初勝利、1点リードの9回を締めた矢崎は11セーブ目（4勝）をマークした。

　試合後、決勝アーチのデビッドソンとともにお立ち台に上がった森は、「声援が背中を押してくれました」とファンの応援に感謝。「ゾーンでどんどん勝負して行こうという気持ちで、序盤から全力で行きました。どんどん攻めて行けたので、その部分はよかったと思います」と投球内容を振り返り、今季初勝利を噛みしめた。