孫の運動会で張り切ったおじいちゃん、派手に転んで腕を骨折（英）＜動画あり＞

可愛い孫に懇願された46歳の男性は、気合を入れて運動会の保護者競技に参加したが、顔面から転んで腕を骨折してしまった。大勢の人の前で派手に転倒した男性は「事前にトレーニングしておかないといけませんね」と苦笑いで話している。英ニュースメディア『WalesOnline』などが伝えた。

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英ノース・ヨークシャー州マルトン在住のジェームズ・キューリーさん（James Kewley、46）は先日、5歳の孫娘エラちゃん（Ella）の運動会を訪れた。エラちゃんは自身が参加した競技で勝ち続けており、母親であるジョージア・キューリーさん（Georgia Kewley、25）も保護者競技に参加し、見事に1位を獲得した。

運動会で自分だけでなく母親も良い成績を残すことができ、大喜びだったエラちゃんは、のちに行われる父親向けの保護者競技に、大好きなおじいちゃんであるジェームズさんに参加して欲しいと頼んだ。可愛い孫娘の願いに断るわけにはいかず、ジェームズさんは1位を取ってエラちゃんを喜ばせるために気合を入れて参加した。

当時の様子はカメラに収められており、周囲が声援に包まれる中、6名の男性が一斉に走り出した。右から2番目にいるのがジェームズさんで、スタートダッシュは順調だったが、他の参加者にやや遅れをとっている。ジェームズさんはどうにかして追いつこうと焦ったのか、数メートルほど走ったところで勢いよく転倒してしまった。


ジェームズさんは顔から地面に転んだが、すぐに自力で立ち上がるとカメラに向かって笑顔を見せている。動画を撮影していたとみられるジョージアさんは、「パパ！」と笑いながら声をかけていた。

転倒後も笑っていたジェームズさんだったが、目の周囲に痣ができ、顔には擦り傷もできていた。また動画をよく見ると、転倒したジェームズさんの左腕が体の下敷きになっていることが確認できる。この影響で左腕が2倍ほどに腫れ上がったが、建設会社のオーナーであるジェームズさんはそのまま仕事に向かった。しかし腕の腫れが引かなかったため、のちに病院へ行くと骨折していることが判明した。

ジェームズさんが転倒した瞬間を捉えた動画には「こうなると分かっているから私は参加しないんだ」「去年うちでも同じことが起きたよ」といった声や、「問題なのは運動会ではない。15年も運動していないのに、ウサイン・ボルトのタイムを超えられると思っている参加者たちが問題だ」などジョークを飛ばすコメントも見られた。

ジェームズさんの転倒を目の当たりにしたジョージアさんは「エラはずっと『おじいちゃん、私のために参加してくれる？』とお願いし続けていましたね。父が転んだ時は、全体重が腕にかかっていたのでショックを受けました。立ち上がった時には腕がねじれていましたが、父は大丈夫です。今回のことを笑い話にしていますよ」と話している。

ジェームズさんは「私が転んだ時、エラは頭を抱えていましたよ。来年も参加するかどうかは分かりませんが、参加するならトレーニングをしておかないといけませんね」と笑ってコメントを残した。

ちなみに昨年にも、娘の運動会で短距離走に出場した母親が、スカートがめくれ上がるほど転倒し、その瞬間を捉えた映像が注目を集めていた。



画像は『WalesOnline　2023年6月19日付「Grandad breaks arm running at school sports day」』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　iruy）