DFパウ・トーレスが“生涯のクラブ”退団へ…ビジャレアルの象徴は恩師が待つプレミア行きか

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2023年06月27日 16:27  サッカーキング

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パウ・トレースがビジャレアル退団へ [写真]=Getty Images
 ビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレスが、今夏にクラブを退団することを決断したようだ。26日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 1997年1月16日生まれのパウ・トーレスは現在26歳。ビジャレアルの街で産声をあげ、5歳のときに地元のプロクラブの門を叩いた。2017年11月にトップチームデビューを果たすと、翌2018−19シーズンはマラガで武者修行。2019年夏に復帰して以降は、不動の左センターバックとして活躍している。ここまでクラブ公式戦通算173試合に出場し、2020−2021シーズンはクラブ史上初となるヨーロッパリーグ優勝にも貢献した。

 今年3月に実施された『マルカ』のインタビューにて、「僕の人生はずっとビジャレアルと繋がっている」と語ったパウ・トーレスだが、今夏の移籍市場で新たな冒険に出ることを決断したようだ。同紙によると、生涯のクラブを去るという愛惜の念に駆られつつも、別のキャリアを歩むときがきたと確信しているという。自身の代理人に対して、クラブ側に退団の意思を伝えるように要請したと報じている。

 そんなパウ・トレースの新天地は、アストン・ヴィラが有力とのこと。かねてより、かつての師であるウナイ・エメリ監督が率いるアストン・ヴィラが、同選手に強い関心を寄せていることが伝えられていた。『アス』は、すでに両クラブ間で接触があったと指摘。しかし、アストン・ヴィラは相手側が要求する4500万ユーロ(約71億円)の移籍金を支払うつもりはなく、ここから値下げ交渉に乗り出すことが予想される。また、ユヴェントスもパウ・トレース獲得に興味を示しているが、こちらは具体的なオファー内容まではまとまっていないようだ。

 キャリアのほとんどをビジャレアルに捧げてきたパウ・トーレスは、2021年夏にトッテナムから受けた獲得オファーを拒否するなど、度々クラブ愛を示してきた。現行契約満了まで1年を切る今夏に退団を決断したのも、クラブに移籍金という置き土産を残すためなのかもしれない。

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