ジップラインのハーネスが外れた6歳男児、約12m下の湖に転落も泳げるスタッフはおらず(メキシコ)<動画あり>

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2023年07月02日 05:11  Techinsight Japan

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メキシコ北東部ヌエボ・レオン州の多目的パーク「フンディドーラ公園」で6月25日、ジップライン中の6歳男児のハーネスが外れる事故が発生した。写真は事故直前の様子(画像は『J Cesar Sauceda 2023年6月26日付Facebook「Gracias a dios mi hermano esta bien Y no paso a mayores」』のスクリーンショット)
メキシコ北東部ヌエボ・レオン州の多目的パークで先月25日、ジップライン中の6歳男児のハーネスが突然外れ、約12.2メートル(40フィート)下の人工湖に転落する事故が発生した。男児は軽傷で済んだものの心に深い傷を負っており、公園側の管理体制の甘さが浮き彫りになった。米ニュースメディア『Fox News』などが伝えた。

【この記事の動画を見る】

ヌエボ・レオン州モンテレイにある多目的パーク「フンディドーラ公園」のジップライン「アマゾン・エクスペディション」で現地時間6月25日、セサル・モレノ君(César Moreno、6)が滑走中に約12メートル下の人工湖に転落した。

事故の瞬間は家族が撮影しており、SNSで公開された動画には、ヘルメットとハーネスを付けたセサル君の後を追うように家族の男性が滑走するのが見て取れる。背後では笑い声や声援が聞こえ、和やかなムードが流れている。

ところが後からスタートした男性はすぐにセサル君に追いつき、2人はジップラインの真ん中で止まってしまう。

その直後、セサル君のハーネスが外れて落下してしまい、家族の悲鳴が響いたところで動画は終わっている。


スペインのスポーツ紙『MARCA』によると、人工湖は深さが約6.4メートル(21フィート)あるそうで、セサル君の姉ナタリーさんはFacebookで、当時の様子をこのように明かした。

「セサルが落ちた後、近くにいた来園客の男性が湖に飛び込んだ。彼は自らも溺れそうになりながら、セサルが水中に沈まないよう助けてくれた。その後、私の男きょうだいと彼の男友達が駆けつけ、2人を湖から安全な場所へと運んだ。」

さらにナタリーさんは「同公園には、こういった状況に対応できる訓練されたスタッフが配置されておらず、セサルと溺れそうになった男性を助けるため、湖に飛び込む者は誰一人としていなかった」と明かし、次のように続けた。

「まったく酷い公園。悲惨な事故というのは、本当に信じられないくらい一瞬にして起きる。セサルが無事だったことは神様にただただ感謝している。」

またセサル君の親戚のマイラ・ヘルナンデスさん(Mayra Hernández)は「公園のスタッフの中に、泳ぎの訓練を受けた者はいない」と主張しており、セサル君の兄ジェイ・セサル・サウセダさん(J Cesar Sauceda)がSNSに動画を投稿すると、公園への非難が殺到した。


ジェイさんによると、セサル君は軽傷とはいえ、精神的にダメージを受けて怯えているそうで、ヌエボ・レオン州の政府機関は同公園の複数のアトラクションを閉鎖している。当局は「ジップラインは個人によって運営されていた」と述べており、政府機関による調査が進められているそうだ。

ちなみに昨年7月には、ブラジルのウォーターパークで23歳の女性がジップラインのジャンプ台から転落して死亡した。ジャンプ台には穴が開いていたという。



画像は『J Cesar Sauceda 2023年6月26日付Facebook「Gracias a dios mi hermano esta bien Y no paso a mayores」、2023年6月28日付Facebook「No habia tenido el tiempo para agradecer primeramente a dios por salvar a mi hermano de este aparatoso accidente produccido por el mal equipo tanto de personal como de la tirolesa.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

このニュースに関するつぶやき

  • 6歳児て年齢や伸長の制限とか無いの?親もバカだろ。無理矢理やらせたなら親の責任。虐待でしょ。本人がやりたくても止めるのが親の責任。
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