トッテナムでの“新章”が始動! ポステコグルー監督「勝利し、楽しませるチームを目指す」

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2023年07月03日 22:12  サッカーキング

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新シーズンよりトッテナムで指揮を執るポステコグルー監督 [写真]=Getty Images
 2023−24シーズンよりトッテナムの新指揮官に就任したアンジェ・ポステコグルー監督が、新天地で初日のトレーニングを終え、クラブ公式チャンネル『SPURSPLAY』のインタビューに応じた。

 これまでに母国オーストラリアの各クラブで指揮を執ってきたポステコグルー監督は、2013年10月より率いたオーストラリア代表でAFCアジアカップ2015優勝を経験。2018年より横浜F・マリノスの新監督に就任すると、2019シーズンにはクラブを15年ぶりのJ1リーグ制覇へ導いた。2021−22シーズンより指揮を執ったセルティックでは、初年度にスコティッシュ・プレミアシップ優勝を成し遂げると、2022−23シーズンは国内3冠を達成。シーズン終了後にトッテナムと契約し、自身初となるプレミアリーグの舞台に挑戦する。

 7月1日に新天地で初日のトレーニングを終えたポステコグルー監督は、『SPURSPLAY』のインタビューにて改めて自身の哲学を明かした。“エキサイティングなフットボール”を追い求めることを約束するだけでなく、自身が重視している要素に触れている。

「私は勝つことが好きだが、それはこの競技において最も重視すべき点だ。私はどのクラブでも勝利を最優先事項として掲げてきた。サッカーは成功をもたらすようにデザインされている。その一方で、私が最も重要だと考えている要素は、多くの選手たちやファンが主体的に関わって行きたいと思えることだ。そして、それこそがエキサイティングなフットボールだと思う。人々が最終的な結果だけでなく、自分たちがどのようにフットボールをプレーしたのかを話せるようになることが、私にとって重要だ」

「第一に、私が重要視している要素は成功を掴むための方法でもあると思っているし、人々が我々のサッカーにおいて最も特別なもの、記憶に残る瞬間を掴むことができるとも考えている。人々が見たいのは、応援しているチームがゴールを決め、エキサイティングな試合を繰り広げ、相手にゴールを許さず、アグレッシブであること。これらは誰もが応援するサッカーチームに対して求めているものだろう。私はそんな時間を提供したい。その根底にあるのは勝つチームでありたいということ、そしてファンを楽しませるチームでありたいということだ」

「ビッグクラブ、そしてエキサイティングなリーグではじまるこれからの挑戦にワクワクしている。プロとしてのキャリアの中で目指すべきものはここに揃っている。ここに来て、仕事をする準備をしているのは本当に素晴らしいことだ」

 続けて、トッテナムでの初日トレーニングを経て、ポステコグルー監督は早期段階から着手している点にも言及。「繰り返しにはなるが、まずは私が率いたどのクラブでもやってきたことに取り掛かっている」と切り出したポステコグルー監督は、これまで率いた代表チームやクラブと同じアプローチで“チームづくり”をスタートさせていることを明かした。

「まず最初に求められることは、私という人間を知ってもらうということだ。スタッフ、選手、クラブにかかわるすべての関係者、彼らには私がどのような人間であるのかを知ってもらいたい。彼らが私という人間を理解し、私の哲学を信じてくれるのならば、その後に必要なことは何でもやりやすくなる。それが最初の一歩だ」

「私にとってこのクラブは巨大な組織だ。早い段階で、様々な領域の人々に私という人間を知ってもらいたい。目指すべきものを実現するためにだ。そのために私自身も最大限の努力を尽くす。私はこのクラブのあらゆる領域に立ち会うつもりだ。そうすれば、このクラブにかかわるすべての人々が少なからず私という人間を知ってくれるだろう」

「もちろん、選手たちとの仕事がその先にはある。サッカークラブにおいて、選手たちが最も重要であることに間違いはない。開幕まではたった6週間しかないんだ。プレミアリーグの開幕戦に向けて我々はどのように準備すべきなのか、選手たちともに何ができるかをここから見ていきたい」

 2023−24シーズンのプレミアリーグは8月11日に幕が上がり、トッテナムは13日にブレントフォードの本拠地に乗り込むスケジュールだ。続く第2節では、ホームでマンチェスター・Uとの大一番が控えている。新たなシーズンに向けて、ポステコグルー監督は自身が楽しみにしているという"挑戦”について語った。

「ここで待ち受けているであろうすべての物事が楽しみだ。楽しみじゃないことなど1つもない。大きな期待が寄せられていること、それと同時に大きな責任が伴うことも理解している。ただ単にこのクラブを率いることが決まり『素晴らしく、なんて偉大な旅なんだ』などと言いたいのではない。私はこの偉大な歴史を持つクラブの責任を引き受けたんだ。サポーターはより良いフットボールを渇望しており、既にある歴史的な基盤に加えて、さらに素晴らしい瞬間を待っている。何を求められているのかは理解できているし、責任を果たすことは私も大好きだ。そのような挑戦ができるからこそこのクラブに来た。責任を持ち、その重みを理解し、受け入れられる存在になる。そんな挑戦が楽しみだ」

「私自身にとってだけでなく、家族や友人、そしてその旅路を共に歩んできた人々にとっても、素晴らしい瞬間であり、誇らしい瞬間だ。彼らは皆、私とともに旅路の中で様々な経験をしてきたのだからね。トッテナムのサポーターの夢や希望を叶えること、そしてその過程に伴う責任や興奮、それらが現時点で私が関心を抱いている事だ」

 現在プレシーズンを過ごすチームは、7月18日にオーストラリアのパーツで行われるウェストハムとの試合を皮切りに、同23日にタイでレスターと、同26日にシンガポールでローマと対戦予定。8月6日には本拠地『トッテナム・ホットスパー・スタジアム』でシャフタールとの一戦に臨む。

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  • エンターテイメントとしては十分面白かったから大丈夫だぞポステコ、相変わらずの 無 冠 力 、リシャ結局シーズン1点とか思い切り笑えたもの。
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