トミー ヒルフィガーの社長兼最高ブランド責任者が退任、BoF 500にも選出

　「トミー ヒルフィガー（TOMMY HILFIGER）」の社長兼最高ブランド責任者を務めるエイブリー・ベーカー（Avery Baker）氏が同職を退任すると発表した。

　同氏は1997年にトミー ヒルフィガーに入社し、チーフマーケティングオフィサーやブランドマネジメント責任者などの上級職を歴任。2017年と2018年には、イギリスを拠点とするファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション（The Business of Fashion）」の編集者がファッション業界で影響力のある人物をリストアップする「BoF 500」に選出されている。　
　2019年には同社を離れたが、2020年に社長兼最高ブランド責任者として復帰。在任中は、「シーナウバイナウ」ファッションショーを推進したほか、ショーン・メンデス（Shawn Mendes）やゼンデイヤ（Zendaya）、ジジ・ハディッド（Gigi Hadid）ら著名人とブランドのパートナーシップを締結し、コラボコレクションを展開した。当時、経営幹部層に女性が就任したのは、トミー ヒルフィガーとしては初だったという。なお、同氏の後任は発表されていない。