インテルは、アタランタに所属するトルコ代表DFメリフ・デミラルの獲得に興味を示しているようだ。3日、イタリアメディア『カルチョメルカート』が報じている。
インテルは30日、スロバキア代表DFミラン・シュクリニアルと元イタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオの退団を発表。2020−21シーズンのセリエA制覇に大きく貢献するなど、数々のタイトル獲得に貢献したディフェンダー2人との別れもあり、インテルは今夏の移籍市場での最終ラインの補強を画策している。
そんななか、今回の報道によると、インテルはアタランタに所属するDFデミラルの獲得に興味を示しているようだ。現在25歳のデミラルは、フェネルバフチェの下部組織出身でスポルティングのリザーブチームや母国トルコのアランヤスポルなどで経験を積むと、2019年7月にはサッスオーロからユヴェントスへと完全移籍。ユヴェントスでは、約2年間の在籍で公式戦32試合に出場して1ゴール2アシストを記録し、2021年8月にアタランタへと期限付き移籍すると、守備ラインの要として不動の地位を築いた。しかし、今シーズンの後半戦はスタメン出場の機会が大幅に減少しており、満足な出場機会は得られていない。
同紙によると、デミラルは出場機会を求めており、より継続的にプレーするため、アタランタ退団を希望している模様でアタランタ側も適切なオファーが届けば、放出を容認する意向だという。また、デミラル獲得を狙うインテルはこれまでレンタル移籍での獲得を目指していたものの、実現せず。しかし、今夏はスペイン代表DFセサル・アスピリクエタ獲得が失敗に終わったことに加え、デミラルがアタランタで出場機会を失ったことで移籍金が下がる可能性があるため、引き続き獲得を目指すという。
果たしてインテルはデミラルを新戦力として迎え入れることはできるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。