「もしもゴッホが現代に存在したら」 没入体験型ミュージアムの内部が初公開

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2023年07月06日 19:21  Fashionsnap.com

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 7月7日から、没入体験型ミュージアム「Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POSTIMPRESSIONISM」が、日本橋三井ホールで開催される。開催に先駆け、メディア関係者向けに会場内部が初公開された。

 同展は、フィンセント・ファン・ゴッホやポール・ゴーギャン、ジョルジュ・スーラ、ポール・セザンヌらを代表作家とする「ポスト印象派」の作品を最新テクノロジーを用いて映像コンテンツ化し、屋内空間の壁面と床面に投影する体験型エキシビション。昨年、「印象派」にフォーカスして開催された第1弾では、20万人以上を動員した。
 第2弾となる今回は、前回のテーマ「体験するアート」を進化。作家の技法や作風にフォーカスした「技法を体験する」ことができるコンテンツとして、AIによってゴッホの技法を再現した肖像画を体験できるインタラクティブエリアを用意する。同エリアでは、用意された真っ白なキャンバスの前の椅子に座ると、センサーがゲストの顔や位置を認識し、過去のゴッホ作品のカラーパターンや筆のタッチを再現した技法で「もしもゴッホが現代に存在したら」をイメージした肖像画が描かれる。参加費は税込500円。

 展覧会では、1886年に開催された最後の印象派展である第8回印象派展に出展された原寸大の絵画をはじめ、色彩理論に基づく点描手法を用いたスーラやポール・シニャックの作品や、セザンヌとカミーユ・ピサロがキャンパスを並べて描いた作品、共同生活を送っていたゴーギャンとゴッホの作品を映像とともに披露。ポスト印象派の画家の作品を一挙に堪能できる映像が、約30分にわたって床と壁一面に放映される。

 展覧会場の外には、コラボレーションカフェ「Immersive Museum Cafe」を併設。ゴッホを代表する「ひまわり」「星月夜」や、スーラの「グランド・ジャット島の日曜日の午後」をイメージしたアイスなど、ポスト印象派の作品からインスピレーションを受けたフードメニューがラインナップする。グッズコーナーでは、レターセット(1210円)やミニタオル(1100円)、メモ帳(550円)、フラワーベース(1650円)、タンブラー(1400円/いずれも税込)などが揃う。

 内覧会に伴って開催された発表会には、同展を監修した早稲田大学文学学術院教授の坂上桂子と、同展の公式アンバサダーを務める日向坂46の影山優佳が登壇。影山は、「昨年の第1弾はプライベートで参加したので、今回、アンバサダーに起用していただき大変光栄です。さらにコンテンツが盛り沢山になっていて、個性の強いさまざまな画家の作品が出てくるので、誰でも好きな絵画に出会うことができると思います。普段アートに触れない人でも、第一歩目として参加していただけたら嬉しいです」とコメントした。


◾️Immersive Museum TOKYO 2023 “ポスト印象派” POSTIMPRESSIONISM会期:2023年7月7日(金)〜10月29日(日)会場:日本橋三井ホール入場料:一般 2500円、大学生・専門学生 1800円、高校生・中学生 1500円、小学生以下無料 ※いずれも税込価格所在地:東京都中央区日本橋室町2-2-1 COREDO 室町 1〜4 階公式サイト

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