『鬼滅の刃』鬼と闘うには弁が立たないとダメ?  鬼殺隊陣営の”レスバ”が強すぎる

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2023年07月08日 07:01  リアルサウンド

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  連載終了から3年、アニメの続編も放送されいまだ人気の衰える気配のない『鬼滅の刃』。本作品の魅力は、なんといっても少年漫画らしい主人公や仲間たちの“まっすぐさ”と鬼殺隊vs鬼の熱いバトルだろう。


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 しかし本編を読んでみると物理的な戦闘描写だけでなく意外と言葉でのやり取りも多く、読者からは「鬼殺隊のレスバ強すぎwww」との声が。炭治郎たちの口から、一体どんな煽り文句が飛び出しているのだろうか。


炭治郎の心の叫びが猗窩座の過去にクリーンヒット


 「レスバ」とはレスバトル=ネット上でやり取りする口論のこと。TwitterなどのSNSで、相手を煽ったり挑発したりと激しいバトルが繰り広げられている場面をよく目にする。『鬼滅の刃』ではもちろんネット上でのやり取りではなく、実際に面と向かっての口論だ。


 たとえば、炎柱・煉獄杏寿郎と闘った猗窩座に炭治郎が放ったセリフ。朝日が昇り始めたため、陽光の影になる場所へ逃げる猗窩座に対し「煉獄さんの方がずっと凄いんだ!!」「誰も死なせなかった!!」「戦い抜いた!! 守り抜いた!!」「お前の負けだ!!」と捲し立てたのだ。一見負け惜しみのようにも取れるセリフだが、じつは猗窩座の心にクリーンヒットしている。


 なぜなら猗窩座がまだ人間だった頃、一生守ると約束した相手を死なせてしまった過去があったのだ。のちの最終決戦時に当時の回想で「口先ばかりで何1つ成し遂げられなかった」と独白している通り、鬼になって記憶をなくしていても心の奥底に愛する人を守れなかった自責の念があったのではないだろうか。


 命をかけて周囲を守った煉獄に対して、何も守れず自身は鬼になって生きながらえてしまった猗窩座……。猗窩座の過去を炭治郎は知るはずもないが、ネット上では「無意識に相手の1番言われて嫌な事を見抜く煽り能力はホント見事」と感心する声があがっている。


芸術家としての自信にあふれる玉壺に対してかけた言葉とは?


 炭治郎以外の鬼殺隊員も負けてはいない。刀鍛冶の里で上限の伍・玉壺と闘った霞柱・時透無一郎のレスバも中々のものだ。玉壺に「舐めるなよ小僧」と言われれば「いや別に舐めてるわけじゃないよ 事実を言ってるだけで」と返し、「たかだか十年やそこらしか生きてもいない分際で」には「そう言われても君には尊敬できる所が1つもないからなあ」と即座に応える。


 ポンポンとテンポよく返していたかと思えば、最後には「なんかその壺形歪んでない?」「左右対称に見えないよ 下っ手くそだなあ」と言い放つ。それまで余裕の表情でレスバを続けていた玉壺も、これには血管が破けるほどブチギレた。何よりも自分の芸術家としての腕に自信を持っている玉壺には、作品をけなされることが1番耐えられないことだったのだろう。


 また、上限の弐の鬼・童磨との戦闘の際の栗花落カナヲにも注目したい。そもそもカナヲはあまり感情を表に出さず、物静かなキャラクターである。そんな無口なカナヲだが、猗窩座の敗北を知って悲しむ童磨に対しては「もう嘘ばっかり吐かなくていいから」とピシャリ。童磨が何も感じないことや、感情がないのがバレないように「楽しいふり」「悲しいふり」をしていることに、対峙して間もないにもかかわらず気がついていたのである。


 さらには「本当は空っぽで何もないのに」「滑稽だね 馬鹿みたい」「貴方 何のために生まれてきたの?」と煽り倒すカナヲに、ネット上では「これは煽り柱になれる」「炭治郎とカナヲどっちがレスバ強いんだろ……」と注目が集まった。


 的確に鬼たちの痛いところを突いてくる彼らの煽り能力。鬼殺隊員になるためには、剣技だけでなく洞察力とレスバに強いことが求められるのだろうか。


(文=キッゥトン希美)


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  • 鬼側も「儂を可哀想だとは思わんのかァァァ」とか「異常者の相手は疲れた いい加減終わりにしたいのは私の方だ」など加害者なのに被害者ぶるので五分五分かなぁ…
    • イイネ!3
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