夏のお弁当は「食中毒」に注意! 菌繁殖を防ぐ"3つの原則"とは?

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2023年07月12日 18:01  マイナビニュース

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日本の夏は高温多湿で食材が傷みやすく、食中毒の発生も増えます。特にお弁当は調理から食事まで時間が空くため菌が繁殖しやすく注意が必要です。



本記事では「お弁当の食中毒を防ぐポイント」について、農林水産省が発信している情報を元にまとめています。参考にしてみてください。


■食中毒予防の三原則は「つけない」「やっつける」「ふやさない」



一般的に、食中毒予防策として「つけない」「やっつける」「ふやさない」が三大原則とされています。どのような対策が必要なのか、それぞれ具体的に解説していきます。

1.食材・調理器具・弁当箱に菌を「つけない」


○●手洗いをしっかりする



調理前、調理中はこまめに手を洗うことが大切です。手や指には食中毒菌の1つである、黄色ブドウ球菌がついており、傷がある部位にはこの菌が多くついています。手指に傷がある場合は、調理用の手袋などで手を覆って調理しましょう。

○●食材についている菌を調理器具や弁当箱につけないよう工夫をする



肉や魚、野菜には、食中毒を起こす細菌がついている可能性があります。野菜や魚介類は流水でよく洗いましょう。肉類は食中毒菌が飛び散るため、洗ってはいけません。



また、調理や盛り付けは食材ごとに器具を変える・使い捨て袋を用いるなどして、他の食材や弁当箱等に菌がつかないよう注意してください。


2.調理加熱で菌を「やっつける」


○●おかずはしっかり加熱をする



おかずを調理する際、しっかり中心部まで加熱をしましょう。卵焼きやゆで卵などの料理も、半熟ではなく完全に固まるまで加熱をしてください。

加熱不要で食べられるハムやかまぼこといった食材も、できるだけ加熱料理をすることがおすすめです。

3.弁当箱につめるときに菌を「ふやさない」


○●とにかく水分を避ける



水分が多い状態は細菌の増えやすい状態です。おかずをつめるさいは汁気をよく切りましょう。生野菜や果物も、つめる前に水気をしっかり切ります。

○●作り置きおかずは、つめる直前に再加熱を



前日に調理したおかずや冷凍保存していたおかずをつめる場合も、つめる直前に十分に再加熱をしてください。

○●調理後のおかずは涼しい場所に保管する



温かい場所においておくことで細菌が増えてしまうため、調理後のおかずは冷蔵庫など涼しい場所に保管しましょう。お弁当箱につめたあとも弁当箱の温度が上がらないよう、保冷剤や保冷バッグを活用することがおすすめです。(MN ワーク&ライフ編集部)

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