DeNA、サヨナラ負けで敵地阪神戦8連敗…バウアー力投も痛恨の逃げ切り失敗

○ 阪神 5x − 4 DeNA ●
＜13回戦・甲子園＞

　DeNAは今季の敵地・阪神戦は8戦全敗。痛恨のサヨナラ負けで首位攻防戦に連敗し、阪神とのゲーム差は「3」に広がった。

　DeNA打線は初回、4番・牧の左前適時打で先制。2回は6番・ソトが6号ソロをハックスクリーン左へ運び2点目を奪った。そのあと同点に追いつかれたものの、5回は牧の15号2ランで勝ち越し。心地よい快音を残した打球は左翼席中段へ突き刺さり、防御率セ・リーグトップだった阪神先発・大竹をこの回でノックアウトした。

　6月の月間MVPを受賞した先発・バウアーは3回までパーフェクト。2点リードの4回は3安打と自らの失策も絡み2−2の同点に追いつかれた。それでも、なおも一死満塁のピンチで7番・坂本、8番・木浪を連続の空振り三振斬り。ギアを上げピンチを切り抜けると、甲子園のマウンドで雄叫びを上げた。

　5回以降は再び3イニング連続パーフェクト。今季7勝目へ8回もマウンドに上がったが、1番・森下に痛恨の同点2ランを浴び、8回途中6安打4失点で降板となった。

　同点のまま迎えた9回裏は、3番手のウェンデルケンが乱れサヨナラ負け。痛恨の逃げ切り失敗で、ウェンデルケンは2敗目（1勝）を喫した。