バルサ、ロメウ獲得でジローナと合意…既にメディカル通過、P・トーレがレンタルへ

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2023年07月18日 01:51  サッカーキング

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バルセロナ復帰が間近となったロメウ [写真]= Icon Sport via Getty Images
 バルセロナがジローナに所属しているスペイン人MFオリオール・ロメウを獲得することが決定的となった。17日に複数の現地メディアが報じている。

 2022−23シーズン限りで元スペイン代表MFセルヒオ・ブスケツが退団したことを受け、バルセロナは今夏のマーケットで“ティキ・タカ”の舵取り役となる“ピボーテ”を探していた。一時はバイエルンに所属しているドイツ代表MFジョシュア・キミッヒやレアル・ソシエダに所属しているスペイン代表MFマルティン・スビメンディの名前も候補として挙がったものの、クラブの財政面を考慮して獲得を断念。このような状況の中、サッカー選手としての基盤をバルセロナで築いてきたロメウの獲得に動いていることが明るみに出ていた。

 スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』や『マルカ』によると、バルセロナとジローナはロメウの獲得で合意に達したという。ロメウはクラブの許可を得て、現地時間17日に行われたトレーニングを欠席。バルセロナのメディカルチェックを既に通過しており、加入発表は時間の問題となっているようだ。移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は450万ユーロ(約7億円)の見込み。2024年夏までの1年契約を結び、バルセロナに所属しているU−21スペイン代表MFパブロ・トーレがジローナへ1年間のレンタル移籍に出ることとなる。

 現在31歳のロメウは、2004年の夏にエスパニョールのカンテラ(育成組織)を離れてバルセロナに加入。その後は育成の名門である“ラ・マシア”で順調にステップアップを遂げた。2010−11シーズンのスーペルコパ・デ・エスパーニャ・ファーストレグのセビージャ戦で、当時のジョセップ・グアルディオラ監督(現:マンチェスター・C)によってスタメンに抜擢。トップチームデビューを飾ったものの、その後定着は叶わず、同シーズンはBチームが主戦場に。翌年夏、トップチームでは公式戦わずか2試合の出場にしてバルセロナを離れ、チェルシーへ加入していた。

 チェルシー時代にはケガにも苦しめられ、バレンシアとシュトゥットガルトへ2度のレンタル移籍も経験。2015年夏に完全移籍でサウサンプトンへ加入すると、在籍した7シーズンで公式戦通算256試合出場8ゴール6アシストを記録し、主力として活躍した。昨年夏に母国復帰を果たし、ジローナと3年契約を締結。2022−23シーズンはラ・リーガ33試合のピッチに立って2ゴールを挙げていた。

 なお、バルセロナは現地時間19日にアメリカツアーに出発する予定となっているものの、シャビ・エルナンデス監督は同ツアーにロメウを帯同させる予定だという。加入が正式に実現した場合、ロメウにとっては2010−11シーズン以来、13シーズンぶりのバルセロナ帰還となる。

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